（アメリカ、カリフォルニア州サン・ジョゼ）
SAPオープン（旧称シーベルオープン、賞金総額38万ドル）にトップシードで出場のＡ・ロディック（アメリカ）は、1回戦でＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）を6-3, 6-4で下し、3連覇に向けて順調なスタートを切った。一方で同じく上位進出を期待されたＪ・ブレーク（アメリカ）は初戦敗退を喫した。
ロディックは、この週末に行われたデビス・カップ・ワールドグループで対ルーマニアの1回戦で、第1試合ではマッチポイントを握りながらも逆転負けし、その後3日目のリバースシングルスでは自らの勝利でアメリカの準々決勝進出を決めていた。
今日もその勢いを持ち込むようなプレーを披露したロディックは、「体調も復帰して、また戦えるようになった。ここはとてもプレーしやすい場所で、ファンも目が肥えている。」と上機嫌だった。今日の勝利で、今大会通算では15勝2敗とした。2回戦では、Ｋ・カールセン（デンマーク）対Ｌ・ドロウィー（チェコ共和国）の勝者と対戦する。
第5シードのブレークは、この日の最終試合でワン・ユーツオ（台湾）と対戦し3-6, 5-7でまさかの敗退を喫し、1回戦で姿を消すことになった。ワンは現在世界ランキング88位で、2回戦ではイギリス期待の新星Ａ・マレー（英国）と顔を合わせる。
その他、第8シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）も、予選通過のＢ・ウィルソンに6-7(1-7, 6-7(5-7)の大接戦の末に敗れる波乱があった。
今大会にはＡ・アガシ（アメリカ）も第2シードとして出場する予定だったが、腰痛のため欠場している。第3シードはＬ・ヒューイット（オーストラリア）で、今大会では2002年にアガシを下して優勝して以来の登場。水曜日にＰ・ゴールドスタイン（アメリカ）と1回戦を行う。
（2006年2月15日10時00分）
