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フェデラー思わぬ苦戦、アガシとサフィンは敗退◇ドバイ選手権

(アラブ首長国連邦、ドバイ)

水曜日に2回戦が行われたドバイ・テニス選手権(賞金総額100万ドル)に登場したトップ・シードのR・フェデラー(スイス)は、全く無名の選手を相手に思わぬ苦戦を強いられる結果となった。

現在世界ランキング1位のフェデラーは、491位のM・A・ガレエブと対戦し、第1セットはタイブレークにもつれるなど手こずる展開となったが、結局7-6(7-5), 6-4の接戦の末、準々決勝へ駒を進めた。このドバイの大会でも3度の優勝経験があり、グランドスラムでは7勝をおさめ自他共に認めるナンバー1プレーヤーのフェデラーは、この勝利がハードコートでの54連勝目となったが、その道のりでは今回のような格下選手との苦戦はほとんど見られなかった。しかもこの日の相手はまったくと言ってもいいくらい無名の選手だったことが、より一層驚きを増していた。

その接戦を演じたガレエブは主催者推薦枠で出場の25歳で、これまでATPレベルでの戦績は通算わずか12勝4敗で、フェデラーの今シーズンの勝利数よりも少ない。また、ガレエブの生涯獲得賞金は3万3279ドルに対し、フェデラーは2129万7133ドルと比べ物にならない。実際、フェデラーはガレエブの勝利数の約3倍の優勝回数(35回)を上げている。

しかし、この格差をよそに、水曜日の試合では第1セットではガレエブが4-2とリードする場面もあった。フェデラーもそこから挽回し6-5とリードするが、粘るガレエブは次のサービスゲームをラブゲームでキープし、タイブレークにもつれ込んだ。そのタイブレークでもフェデラーが6-2とリードしセットポイントを握るが、続く3ポイントをガレエブが取り1ポイント差に迫り逆にプレッシャーを掛けた。しかし、そこは王者。冷静に次のポイントを奪い第1セットを先取した。
第2セットではまたガレエブが引けをとらないプレーを見せ、3-2と再びリードを奪った。そこからフェデラーは怒涛の3ゲームを連取し、次のサービスゲームで40-15としマッチポイントを握った。この日のガレエブは全く諦めず、そこから4ポイントを連取し、4-5とフェデラーに詰め寄った。第10ゲームのガレエブのサービスでもマッチポイントを1度しのいだが、結局4度目でフェデラーがかろうじて振り切って勝利を手にした。尚、フェデラーのハードコートでの敗戦は、2005年の全豪オープンの準決勝で、優勝したM・サフィン(ロシア)に敗れたのが最後となっている。

フェデラーの次の対戦相手はR・ヴィクで、第8シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を3-6, 7-6(7-5), 6-2の逆転で下しての勝ちあがり。フェデラーはベルディフには2004年のアテネ五輪の2回戦で敗れている。その敗戦以来、フェデラーは111勝4敗と記録し、今季は14勝負け無しとなっている。

王者の勝利の一方で、第4シードのA・アガシ(アメリカ)B・パウ(ドイツ)に5-7, 5-7で敗れる波乱があった。これが今シーズン2大会目だったアガシは、第2セットの第11ゲームでブレイクを許し、続く相手のサービスゲームではブレイクポイントを握りながらも取りきれず、思わぬ敗戦となってしまった。現在ランキング80位のパウは、今季これで7勝5敗、先月のチェンナイに続くベスト8入りとなった。

その他、6ヶ月を超える休養の末、今大会でツアー復帰を果たしたM・サフィンは、O・ロクス(ベルギー)に6-7(5-7), 4-6で敗れた。これまで2度のグランドスラム優勝を誇るサフィンだが、昨シーズンは膝の怪我に泣かされ、そのほとんどを棒に振っていた。昨年8月のシンシナティ以来コートから離れており、復帰第1戦となった火曜日には、第3シードのN・ダビデンコ(ロシア)から嬉しい勝利を上げたばかりだった。しかし、今大会好調のロクスの前にサフィンは勝利を続けることはできなかった。ロクスは月曜日の1回戦でもF・サントロ(フランス)相手に6-4, 6-1と危なげなく勝利を上げ、1セットも落とさずにベスト8入りを決めている。

今大会は復調も期待されているベテランのT・ヘンマン(英国)は、第7シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)を7-5, 2-6, 7-6(7-3)で下す殊勲を上げた。これでヘンマンは今季7勝4敗となり、今大会では7回目の出場で4度目の8強入りとなった。準々決勝では第2シードのR・ナダル(スペイン)との初顔合わせとなる。ナダルは2回戦では、対戦相手のY・エル・アイナウイ(モロッコ)が、個人的な理由で事前に棄権を申し入れたため、不戦勝となった。

その他、R・シュトラー(ドイツ)M・ヨージニ(ロシア)らがベスト8に顔を連ねている。シュトラーは予選勝者のI・クレッチを7-5, 6-4で、ヨージニはI・アンドレエフ(ロシア)を6-1, 7-6(7-5)で下しており、それぞれパウとロクスを相手にベスト4入りをかけて戦う。

(2006年3月2日10時26分)
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