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決勝はブレーク対ヒューイット◇テニス・チャンネル・オープン

(アメリカ、ネバダ州ラスベガス)

4日土曜日、テニス・チャンネル・オープン(賞金総額賞金総額38万ドル)の準決勝が行われ、トップシードのL・ヒューイット(オーストラリア)と第5シードのJ・ブレーク(アメリカ)がともに勝ち進み、日曜日の決勝で激突することとなった。

14ヶ月ぶりのツアー優勝を狙う元世界1位のヒューイットは、この日、ノーシードのP・ゴールドスタイン(アメリカ)と対戦し、3-6, 6-1, 6-0の逆転で勝利を収めた。一方のブレークはI・カルロビッチ(クロアチア)を相手に第1セットこそ苦戦を強いられるも、その後は力の差を見せつけ、7-6 (7-2) 6-1のストレートで勝利し決勝進出を決めた。

今季ツアー初優勝まであと1勝と迫ったヒューイットは、「どんな大会でも決勝で戦うからには優勝したいものさ。決勝に勝ち残れて嬉しく思っているよ。」とコメント。この日は、立ち上がりこそゴールドスタインの攻めに苦しんだが、第2セット以降は圧倒し勝利をものにしている。

一方のブレークは、今シーズン既にシドニーでタイトルを獲得し、今大会でも全てストレートで決勝まで勝ち上がってくるなどまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。自身の好調ぶりを裏付けるように、「ランキングだけで物事を測りたくないと思っているし、明日の決勝では勝つチャンスは十分あると思っている。レイトンは世界最高の選手の1人だと思うけれど、今の僕は戦うたびに成長していると実感している。傲慢に聞こえるかもしれないけど、僕も世界最高レベルでプレーしていると自負しているんだ。」と語り、強気の姿勢を崩していない。ブレークは明日の決勝の勝敗にかかわらず、自己最高ランキングの20位を上回ることが確実となっている。

未だヒューイットから勝ち星を挙げられないでいるブレークだが、明日の決勝はこれまでとは違った展開になると断言する。「彼(ヒューイット)は間違いなく素晴らしい選手だし、僕らはこれまでも素晴らしい試合をたくさんしてきた。その中には勝てる試合もあったし、勝つべき試合もあった。明日は6-3, 6-2くらいで彼に勝利したいね。ただ彼は簡単にチャンスをくれる相手ではないから、僕自身が良いプレーをして勝利を掴みにいかなければいけない。明日は僕がどれほど良いテニスをしているかを測る良い機会だと思うよ。」

(2006年3月5日21時03分)
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