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女子2日目の見所◇パシフィック・ライフOP

(アメリカ、カリフォルニア州インディアンウェルズ)

「準グランドスラム」と呼ばれ、2週間にわたって行われる男女共同開催のパシフィック・ライフ・オープンは、当地2月8日から女子の部から始まった。9日木曜日の2日目には、地元から主催者推薦で出場し復活にかけるA・スティーブンソンが登場したが、格下のT・リスヤックに7-6 (7-1), 6-2で敗れた。

スティーブンソンは1999年のウィンブルドンでは準決勝進出を果たし、2002年には自己最高位の18位にまで上り詰めていた。しかし2004年の右肩の手術後から、みるみるランキングを下げ現在は617位にまで落ち込んでおり、今季はその復活に意欲を燃やしていたが、無念の初戦敗退となった。その勝利したリスヤックは2回戦で第6シードのF・ペネッタ(イタリア)と対戦する。

この日はスティーブンソンを含む5人のアメリカ人が1回戦を行っており、前日の水曜日には、6人の地元アメリカ勢のうち5人が2回戦へ進出を果たしている。

ティア1である今大会で、女子のトップシードは2004年に優勝経験のあるJ・エナン=アルデンヌ(ベルギー)で、この日行われる1回戦のT・ピロンコバ(ブルガリア)V・ルアノ=パスクアル(スペイン)の勝者と2回戦を行う。

現在世界ランキング1位で昨年度覇者であるK・クレイステルス(ベルギー)は出場を見送っている。クレイステルスは全豪オープンの準決勝でA・モレスモ(フランス)と対戦中に右足首を捻挫して棄権を強いられ、しばらくの休養を余儀なくされていた。復帰戦となった地元アントワープの大会では見事決勝へ進出したが、再びモレスモに敗れる結果となっていた。
モレスモも怪我を理由に今大会を欠場している。彼女は先週のカタールで優勝を上げていれば、クレイステルスに代わってランキング1位に返り咲く事が可能だったが、惜しくも準優勝に終わっている。

日本勢では浅越しのぶ、中村藍子がシングルス1回戦へ登場する他、残りの1回戦が行われる。ダブルスでは杉山組と藤原組がそれぞれ1回戦へ顔を出す。

今大会はシード選手32人、全て1回戦が免除されてえおり、2回戦からの登場となっている。

(2006年3月10日10時06分)
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