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ロディックがデビスカップ制覇への意気込みを語る

デビスカップ準々決勝で、見事チリを撃破しアメリカの準決勝進出の立役者となったA・ロディック(アメリカ)が、デビスカップ制覇に向け意気込みを語った。

チリ戦では、アメリカチームのエースとして二勝をあげ、まさに大車輪の活躍を見せたロディックは、「グランドスラムを含むすべてのツアー大会で勝利できないとしても、僕はデビスカップ優勝を成し遂げたいんだ。僕にとってデビスカップ優勝はそれだけの意味を持つんだよ。今シーズンは、ストレスのたまることがたくさんあったけれど、それもこれも、(準決勝進出できたことで)全て吹っ飛んでしまった。ものすごいプレッシャーの中であれだけのプレーを出来たことを僕は誇りに思ってる。」と、デ杯制覇にかける強い意気込みを見せた。

ロディックの大活躍には、同行できなかったP・マッケンロー(アメリカ)監督も「チリ戦で見せた彼(ロディック)のプレーには心から感激したよ。今シーズン、彼は周囲から色々なことを言われてきたけれど、そういった雑音を全て消し去るくらいのパフォーマンスだったと思う。」と大満足の様子だった。

アメリカが優勝候補のナンバー1であることは間違いないが、優勝への道のりは決してやさしくない。準決勝でアメリカを待ち受けるのは、サフィン、ダビデンコ有するロシア。ロシア戦についてロディックは、「彼ら(ロシア)はものすごく良いチーム。ダビデンコは世界トップ10で、サフィンにいたっては体調さえ良ければ世界トップ5なんだから。」と警戒を強める。特に準決勝はロシアでの開催となるため、準々決勝のチリ戦から一転、アウェーでの戦いを強いられることになる。このことについてJ・ブレーク(アメリカ)は、「どの国が相手であっても僕らは戦う準備が出来ている。僕らはチームとして心から戦いを楽しんでいるし、勝利出来ることを全く疑っていないんだ。(アウェーでの戦いになるけれど)ロシアには生まれて行ったこともないし楽しみさ。」と語り、勝利への意気込みを見せた。

(2006年4月11日3時25分)
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