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(スペイン、バレンシア)
バレンシア・オープン(賞金総額48万ドル、クレーコート)の大会2日目に登場したシード勢が総崩れする波乱が起きた。トップシードのN・ダビデンコ(ロシア)は、この日は格下のJ・ヘルニチ(チェコ共和国)に5-7, 5-7のストレートで敗れ、初戦で姿を消すこととなった。
ダビデンコは、唯一クレーコートで行われるグランドスラムである全仏オープンで、昨年はベスト4に進んでいる。今年も前哨戦初戦を勝ち星で飾りたいところだったが、出鼻をくじかれる結果となった。金星をあげたヘルニチは、2回戦でG・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する予定。
同大会昨年チャンピオンの第5シードI・アンドレエフ(ロシア)も1回戦敗退となった。対するは同じくロシア出身で長引く怪我から復帰したM・サフィン(ロシア)。ワイルドカードを得て、昨年の全仏オープン以来のクレーコート大会に臨んだサフィンは、7-6 (8-6), 6-4でアンドレエフを破り、幸先の良いスタートを切った。
その他、第3シードのD・フェレール(スペイン)、第4シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)も初戦敗退を喫した。フェレールはT・アシオンヌ(フランス)と対戦し、第1セットをタイブレイクの末に6-7(1-7)で落とした後に、負傷を理由に棄権を申し入れた。負傷の詳細については詳しい説明がされていない。また、フェレーロは出身地ということもあり、多くの地元ファンの声援を受けたが、同胞で予選から勝ちあがったN・アルマグロ(スペイン)に7-6(7-3), 4-6, 4-6で逆転負けを喫した。
2日目に登場したシード選手で唯一勝利を収めたのは、第6シードのF・ボランドリ(イタリア)で、A・ポルタス(スペイン)に6-0, 6-1で完勝した。
その他、地元スペイン勢は概して元気がなく、R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)、G・フライレ(スペイン)なども敗れ、これで12人いた母国勢のうち2回戦に進出したのは3人だけとなった。
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