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ナダルが大熱戦の末フェデラーを下す◇イタリア・マスターズ

(イタリア、ローマ)

テレコム・イタリア・マスターズ(賞金総額265万ドル、クレー)は日曜日決勝が行われ、第2シードR・ナダル(スペイン)が、第1シードR・フェデラー(スイス)を5時間5分の死闘の末、6-7 (0-7), 7-6 (7-5), 6-4, 2-6, 7-6 (7-5)のフルセットで下し、大会2連覇を達成した。

全仏オープン連覇を狙うナダルは、直近の13大会の決勝でいずれも勝利しており、この日も2度のマッチポイントを凌いで見事優勝を決めた。クレーコートでの連勝を53に伸ばし、1977年にG・ビラス(アルゼンチン)がうち立てた記録に並んだナダルは、「もう一度この記録を最初からやれと言われても難しいと思うね。実際、もうできないと思う。」と語った。「それに、記録は付随するもので、最も重要なのは、この大会で優勝することだったしね。」

続けて、「53連勝は自分でも大変なことだと思うよ。振り返ってみると、数多くのクレー大会で優勝してきたけど、いつも大会前になると『今回こそは負ける』って不安になる。今年勝ち続けているのはラッキーなこと。」と謙虚な姿勢を崩さない。

ナダルは今季28勝3敗で、4タイトルを獲得。今週ハンブルグで開催されるマスターズ・シリーズの1回戦で、初戦の対戦相手であるT・ハース(ドイツ)に勝利すれば、クレーコート54連勝となり、単独トップに躍り出るという歴史的快挙を達成する。加えて、19歳で通算16タイトルを保持するナダルは、B・ボルグ(スウェーデン)の持つ10代での獲得タイトル数の記録に並んでいる。そして今回の優勝で、T・ムスター(オーストリア)以来(1995〜96年)の今大会2年連続優勝と、記録尽くめとなっている。

フェデラーとの対戦成績を5勝1敗に伸ばしたナダルは、試合を振り返って、「非常に長かった。彼は特別なプレーヤーで、倒すのがとても難しい。攻撃的で、サーブがいいからね。」と賛辞を送った。「(昨年モンテカルロとローマの決勝で対戦した)コリアがいい選手ではない、と言っているのではなくて、フェデラーが全く違うプレースタイルを持っているということなんだ。ナイスサーブを打ってフォアハンドで攻撃してくるときは、本当に成す術がない。実際、フェデラーのマッチポイントで彼がフォアを2本ミスしたときは、とてもラッキーだった。そのうち1本はイージーミスだったしね。」と、運も味方したことを語った。

またしてもナダルの前に屈した24歳のフェデラーは、今季3度の対戦いずれも敗北という結果に終わっている。「非常に残念だね。第4セットで挽回して、第5セットも最後の最後まで追い詰めていたから。最後の最後でナダルは粘り強かった。とても残念だ。」と肩を落とした。

この試合、第1セットからブレイク合戦となった。第12ゲームではフェデラーがセットポイントを握るものの、ナダルが持ちこたえてタイブレイクに突入。タイブレイクではフェデラーが5本のウィナーを記録して7-0で締めくくり、セットを先取した。第2セットでは、ナダルが第10ゲームでセットポイントを迎えるが、フェデラーがしのいで、タイブレイクでも4-2と先行。しかしフェデラーが続く6ポイントのうち5ポイントを落とし、最後はバックハンドをネットにかけて、ナダルが第2セットを取って試合を振り出しに戻した。

勢いに乗るナダルが、続く第3セットでも第5ゲームでブレイクに成功しそのまま第3セットを奪取、セットカウントを2-1とリード。フェデラーも奮起して、第4セット第1ゲームでブレイクポイントを逃れると、第4・第8ゲームでナダルのサービスゲームを破って、ファイナルセットへ持ち込んだ。

最終セットでは、フェデラーが先にサービスブレイクを得て、4-1とした。その後ナダルがラブゲームでキープすると、続けてフェデラーのサーブをブレイクし、フェデラーの5-2のリードを後1ポイントのところで免れた。その後もナダルは5-6の15-40と窮地に追い込まれたが、フェデラーが最初のマッチポイントで放ったフォアハンドをアウトさせ、2本目もラインの外へ。ピンチを逃れたナダルがこのゲームを奪って、この日3度目のタイブレイクへと持ち込んだ。ランキング1位の意地を見せたいフェデラーはタイタイブレイクでも5-3とリードするが、フォアハンドのエラーを重ね、調子に乗れない。その間に今度はナダルがマッチポイントを手にし、最後はフェデラーのフォアハンドがラインを割り、5時間を越える大熱戦に終に終止符が打たれた。

フェデラーは「2つ目のマッチポイントで攻め急いでしまった。すでに1つ目で失敗していたから、ウィナーで決めてやろうと思ったんだ。クリーンエースを狙った訳ではないけど攻撃的にプレーした。でもだめだった。」と勝負の分かれ目となったゲームを振り返った。続けてフェデラーは「どちらかというと最初のマッチポイントの方ががっかりきたね。いい体勢に入っていたし、ただ丁寧にスピンをかけてナダルのバックハンドを狙ったんだ。それが外れてしまったから、とてもがっくりきて、そこから立ち直れなかった。あのポイントが勝負の分かれ目だったと思う。」と分析した。

(2006年5月15日11時00分)
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