HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(フランス、パリ)
大会3日目を迎えた全仏オープンの男子シングルスでは、第5シードで出場しているA・ロディック(アメリカ)が、A・マルティン(スペイン)との1回戦で、4-6, 5-7, 0-1と波にのれないまま棄権を申し入れ、初戦で姿を消すことになった。
先週ドイツのデュッセルドルフで行われた、世界チーム選手権に出場していたロディックは、左足首を捻挫するアクシデントに見舞われて、今日の試合中もその痛みが増す一方だった。「第2セット、5-5に並んだあたりで、スマッシュを打とうと後ろに下がったときに、またやってしまったって感じで・・・サーブを打って着地する足が痛めた方だったので、サーブに影響が出始めてしまった。サーブに加えて、何もかも上手く行かなくなってしまったからね。」と、ロディックは怪我の状況を話した。昨シーズンは5つのタイトルを獲得しているにもかかわらず、今季は2月のサンジョゼで4強入りしたのがベストで、未だ優勝の二文字に辿りついていない。全仏オープンは必ずしも彼の得意とする大会ではなく、これまでも2002〜03年は1回戦、04〜05年は2回戦で姿を消しており、今日の負けで通算4勝6敗となった。
「とても残念だったけど、全てを見直すいいきっかけになったんじゃないかな。ツアーに出て6年も経つけど、これまでに、まだ大きな怪我に合わずに来られただけでもラッキーさ。」と、気持ちを切り替えて、得意の芝のシーズンに照準を合わせるロディック。
ロディックと同じアメリカ人のR・ジネプリ(アメリカ)は第17シードで1回戦に臨んだが、こちらもA・モンタネス(スペイン)に3-6, 7-6(7-2), 1-6, 4-6で敗れ、早々と大会を去った。前日の月曜日、モンタネスが第4セット3-0とリードしたところで日没のためこの日に試合が順延になっていた。
上位シードでは、第4シードのI・リュビチッチ(クロアチア)がC・ベルロク(アルゼンチン)を6-2, 6-0, 6-3と危なげなく勝利を収めた。
この日男子で一番の注目を集めた試合は、第9シードのF・ゴンサレス(チリ)対M・サフィン(ロシア)の一戦だった。過去2度のグランドスラム優勝を誇るサフィンに対し、この日はゴンサレスが6-3, 1-6, 6-3, 6-1でかつての王者を振り切って2回戦へ進出した。
また、英仏のティーンエージャー対戦として注目された第25シードのG・モンフィス(フランス)対A・マレー(英国)戦は、第1セット・第2セットともに1時間に及ぶ大混戦となった。ジェットコースターのように互いの形勢が入れ替わる中、最後はモンフィスが6-4, 6-7, 1-6, 6-2, 6-1で勝利を収めた。
その他のシード勢では、第14シードのL・ヒューイット(オーストラリア)、第15シードのD・フェレール(スペイン)、第19シードのM・バグダティス(キプロス)、第22シードのD・フルバティ(スロバキア)、第23シードのT・ハース(ドイツ)、第27シードのO・ロクス(ベルギー)、第28シードのF・ベルダスコ(スペイン)、第29シードのP・H・マチュー(フランス)が2回戦へ進出を決めた。第27シードのO・ロクスの兄のC・ロクス(ベルギー)は、第18シードのT・ヨハンソン(スウェーデン)を3-6, 5-7, 6-4, 6-4, 6-2の大逆転で下した。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.