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全仏オープンは大会4日目を向かえ、トップ・シードで地元の期待を背負うA・モレスモ(フランス)がコートに現れた。この日の2回戦でV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を相手に6-1, 7-6(7-5)の勝利を収め、詰め掛けた観衆を沸かせた。
モレスモは、今年1月の全豪オープンで自身初のグランドスラム・タイトルを獲得しているが、母国開催の今大会はこれまで8強入りがベスト。去年も3回戦で姿を消している。
「第2セットはちょっともたついてしまった。もうちょっと集中し続けるべきだったのに、第1セットが終わった時、気持ちが散漫になってしまった。」と、モレスモは反省点を上げていた。
第4シードのM・シャラポワ(ロシア)は、初戦ではM・ワシントン(アメリカ)に3本のマッチポイントを握られる苦しい戦いを強いられていたが、この日の2回戦ではI・ベネソバ(チェコ共和国)相手に本来のプレーを取り戻し、6-4, 6-1の圧勝で3回戦へ進出を決めた。
「1回戦よりは多少良い試合ができたんじゃない。でも今日のような悪いコンディションでプレーするのは、それほど簡単なことじゃなかったわ。1分間太陽が照ったと思ったら、その5分後には寒くて風も強くなって、雨も降り始める。忍耐勝負よね。」と、シャラポワは悪条件での試合の難しさを語っていた。
昨年のウィンブルドン・チャンピオンで第11シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)も2回戦を行い、E・レイン(フィンランド)を7-6(7-2), 6-2で下した。
序盤ヴィーナスはエラーの連発で続けて4ゲームを落とす乱調気味だったが、持ち前の攻めのテニスで挽回し、セットポイントもしのいで第1セットを奪うと、その勢いで第2セットも振り切った。
「(序盤で遅れを取って)はっとして、何をすべきかが分かってからは集中力を取り戻せた。」と、試合を振り返るヴィーナスは、「今日の試合はいいテストになった。これでリズムがつかめたと思う。」と次への期待をつないだ。
第7シードのP・シュニーダー(スイス)、第8シードのS・クズネツォワ(ロシア)も3回戦進出を決めた。シュニーダーはJ・ガイドソバ(オーストラリア)を6-4, 6-2で、クズネツォワはM・サンタンジェロ(イタリア)を7-5, 6-2で破っている。
その他のシード勢では、第9シードのF・スキアボーネ(イタリア)、第14シードのD・サフィーナ(ロシア)、第16シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)、第17シードのF・ペネッタ(イタリア)が順当に勝ち上がった。
この日観客を沸かせたのは、地元出身の19歳で予選から勝ち上がったA・レザイ(フランス)が第22シードの杉山愛(日本)を下した一戦だった。レザイは4-6, 6-4, 6-3の逆転で杉山を倒した。レザイの3回戦対戦相手はバイディソバ。
第25シードのM・バルトリ(フランス)も敗戦を味わった。J・ヤンコビッチ(セルビア)に6-2, 4-6, 4-6と、こちらも逆転で破れ、大会を後にした。ヤンコビッチは3回戦でモレスモと対戦する。
第27シードのA・チャクエタゼ(ロシア)もN・リー(中国)に5-7, 3-6で敗れている。
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