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(フランス、パリ)
全仏オープン5日目の木曜日は、降雨によりスケジュールが大きく崩れ、予定されていた注目カードの第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)戦や第12シードのM・ヒンギス(スイス)戦が金曜日へと順延となってしまった。
第5シードで前年度チャンピオンのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌはA・ヤキモバ(ベラルーシ)を6-2, 7-5のストレートで破り、24歳の誕生日を勝利で飾った。第2セットでは相手に3度のセット・ポイントを握られたが持ち前の粘りで振り切っていた。
「ベストのプレーができたわけではなかった。それでも、第2セット4−5でリードされた相手のサービス・ゲームで40−0とセット・ポイントを握られた場面では、自分のベストのテニスができた感じで、そのようなプレッシャーの中で勝利できたのがよかった。大事なところではしっかり自分のプレーができていた。」と、エナン=アルデンヌは試合を振り返った。
「試合中、ずっと小雨が降っていたし、本当に寒かったの。終わる頃にはかなりの寒さで、第2セットでは長袖を着てプレーしていたくらい。ベルギーの11月のようだって思ったわ。自分の誕生日がこんな天気だったなんて記憶にないから、本当にびっくりした。」と、エナン=アルデンヌも語るように、今年の全仏オープンは珍しく天候不順で、この後の試合も雨のため時中断されていた。
シード勢での勝者は、第10シードで2004年のチャンピオンでもあるA・ミスキナ(ロシア)、第15シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)、第19シードのA・イバノビッチ(セルビア)、第20シードのM・キリレンコ(ロシア)、第31シードのS・ペア(イスラエル)、第32シードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)。
3回戦ではミスキナがイバノビッチと、ドゥルコは森上 亜希子を6-3, 6-0で破ったS・ペリー(アメリカ)と顔を合わせる。森上は1回戦で第3シードのN・ペトロワ(ロシア)を下す殊勲を上げていた。
また、この日行われた女子ダブルス1回戦では、第5シードの杉山 愛&D・ハンチュコバ組はC・デナン(フランス)&M・ヨハンソン(フランス)組に6-4, 6-3で安定した勝利を上げている。しかし、第6シードの浅越 しのぶ&K・シュレボトニック(スロベニア)組はE・ガリアルディ(スイス)&M・サンタンジェロ(イタリア)組に3-6, 2-6で敗れた。
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