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(フランス、パリ)
全仏オープン8日目、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)や第3シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)などが順当に8強入りを決めるなか、一昨年の覇者G・ガウディオ(アルゼンチン)が敗れるなどの波乱もあった。
フェデラーは第20シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦、6-3, 6-2, 6-3で一蹴し、ベスト8入りを決めた。フェデラーは最近の11のグランドスラム大会のうち7大会で優勝しているが、全仏のタイトルはまだない。
「今日はスタートする前から感触が良かった。」と語るフェデラーは、「今大会は自分でも安定していると思うし、これから自分のプレーもレベルアップしていけると確信している。」と、意欲にあふれているところをアピールしていた。
ベルディフは2004年のアテネオリンピックの2回戦でフェデラーを下していた。しかし両者は昨年のハンブルグのクレーの大会で再び顔を合わせ、その時はフェデラーが6-2, 6-1で圧勝していた。
フェデラーの次の対戦相手は第12シードのM・アンチッチ(クロアチア)。アンチッチは第7シードのT・ロブレド(スペイン)を6-4, 4-6, 2-6, 6-4, 7-5のフルセットで振り切った。
アンチッチは記者会見で「ロジャー(フェデラー)は信じられないショットを繰り出してくることは十分理解している。でも僕は自分のゲームに集中し、勝ちに行きたい。」と意気込みを表した。
二人はフェデラーの2勝1敗だが、最初に2002年ウィンブルドンの1回戦で会った時は、アンチッチがストレート勝ちしている。「最近のアンチッチはクレーでもとても上達したようだ。」と、フェデラーは気を引き締めていた。
また第3シードのD・ナルバンディアンは同胞のM・バッサロ=アルグエッロ(イタリア)を6-4, 6-4, 6-4のストレートで下し、ベスト8進出を決めた。ナルバンディアンは準々決勝で第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。ダビデンコは第10シードで2004年の覇者であるG・ガウディオを6-3, 6-4, 3-6, 6-3で下している。
この日は前日から順延されていた3回戦の2試合も行われた。
まず第25シードで地元出身G・モンフィス(フランス)が第8シードのJ・ブレーク(アメリカ)と対戦、6-2, 6-7 (2-7), 7-6 (7-1), 5-7, 6-4で振り切った。これで男子アメリカ勢は全員敗退となり、アメリカ人選手のクレーの苦手さが浮き彫りとなった。
この試合は前日セットカウント1-1のところで順延されており、ブレークはこれが4日連続の試合だった。それが体力的な影響を及ぼしたか、最後はモンフィスの速い足に敗れた感じだった。
「モンフィスは僕がこれまで対戦した相手の中で、一番足が速いね。身体能力はすごいと思う。」とブレークはモンフィスについて賞賛した。
全仏オープンで初となる4回戦進出を果たしたモンフィスは、調子を上げているN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
また第4シードのI・リュビチッチ(クロアチア)はJ・モナコ(アルゼンチン)と対戦、4-6, 5-7, 6-3, 6-4, 6-2で逆転勝ちを収めた。リュビチッチは次にR・ラミレス=イダルゴ(スペイン)と顔を合わせる。
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