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(フランス、パリ)
M・ヒンギス(スイス)対K・クレイステルス(ベルギー)のドラマチックな準々決勝の試合後、ちょっとしたハプニングが起きた。
試合後に行われたインタビューでヒンギスが、「今日はとにかく疲れていた。連戦で疲れがたまり、打つタイミングが少しずつ遅れてしまった。それまでの試合のようなエネルギーがまるで残っていなかった。」と語ったことに対し、クレイステルスが不快感を示したのだ。
クレイステルスは、「彼女(ヒンギス)が試合についてなんと言ったかは知らないし、それにいちいち答えるつもりもないけれど、私だってずっと連戦連戦で戦ってきたわ。あななたち(記者)は、彼女が言ったとおり記事にすれば良いわ。」と、怒り心頭の様子だった。
どうやらヒンギスが敗戦の理由を『過労』としたことが、クレイステルスは気に入らなかったようだが、実はヒンギスの発言には後があり、「彼女(クレイステルス)は、ちゃんとした状態で臨まないかぎり、倒せる相手ではない。もし不完全な状態で試合をしようものなら倒されることは明らか。」と、きちんとクレイステルスに敬意を示しているのだが、記者会見という場を介していることや、記者がヒンギスのコメントの一部を引用してクレイステルスに伝えたこともあり、ちょっとした誤解を生んでしまったものと思われる。
両者に遺恨が残らないことを祈りたい。
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