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強烈なフォアを相手が返しきれずに勝利が決まると、頭をそり上げたリュビチッチは、にっこりとほほ笑んだ。「第4シードでベスト4入り。本当に気持ちいい」。4大大会で初めて、準決勝にたどりついた。
地元期待のベネトーを力強いショットで終始、押した。第1セット、1ゲームオールで迎えたサービスゲームを破られたが、その後の5ゲームを連取し、完全に流れをつかみ、そのままストレート勝ちにしとめた。
ボスニアで生まれた27歳。内戦が始まったため13歳でクロアチアに移り、14歳からイタリアでテニスの技術を磨いた。友人で同胞のイワニセビッチが果たした5年前のウィンブルドン選手権優勝に勇気を得たという。
準決勝はクレーでの連勝記録を更新中のナダルと対戦する。「ベスト4の中の本命はナダル。自分は4番目。重圧はゼロ。長いラリーは避け、攻撃的にいきたい」。相手の驚異的な粘りを封じることで活路を見いだす構えで、連勝記録について「いつかは止まる日がくる」と話した。(共同)
(了)
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