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(イギリス、バーミンガム)
DFSクラシック(賞金総額20万ドル、ティア3、芝)は日曜日決勝が行われ、V・ズヴォナレーワ(ロシア)がJ・ジャクソン(アメリカ)を7-6 (14-12), 7-6 (7-5)で下し、見事優勝を飾った。ズヴォナレーワのツアー優勝は今季初で16ヶ月ぶり、これが4度目となる。
ズヴォナレーワは、1月のオークランドの大会では準優勝に終わっており、2005年2月のメンフィスの大会以来の優勝となった。
今大会ではズヴォナレーワはノーシードからの勝ち上がりだったが、以前はランキングトップ10に名を連ねた実力もあるだけに、2人のシード勢を倒して勝ちあがってきた伏兵ジャクソンに経験の差を見せ付けた格好となった。
全豪・全仏オープンではともに2回戦で敗れていたジャクソンは、準々決勝で第4シードのE・リホフツェーワ(ロシア)を、土曜日の準決勝では第1シードで過去2度優勝しているM・シャラポワ(ロシア)を下しての見事な決勝進出だった。
試合では、ズヴォナレーワが第1セットで鼻から出血し治療を要したが、タイブレイクでは3本のセットポイントを逃がしながらもセットを先取、リードを作った。これに気を落とした19歳のジャクソンは、第2セットではあっと言う間に0-4と追い込まれるが、ズヴォナレーワのミスに助けられそこから猛反撃を開始。ズヴォナレーワがわずか6ポイントしか取れない間に5ゲームを連取し、ゲームカウント5-5のタイとなる。その後両者が互いのサービスゲームをブレイクし、第2セットもタイブレイクに突入。ズヴォナレーワが最初のマッチポイントをものにして、久しぶりのうれしいツアータイトルを獲得した。
ズヴォナレーワは、「優勝は本当に久しぶり。今週はとてもいい週になったし、来年もまたここに戻ってくるわ。」と、ファンの歓声に応えた。
一方敗れたジャクソンは、「昨日のマリアとの試合で相当な消耗をした感じ。でも今週の自分のプレーや勝った実績は、自分のレベルが上がったことを証明するものだと思う。」と、十分に満足の行く体験ができたようだ。
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