（オランダ、スヘルトヘンボシュ）
男女共同開催のオルディナ・オープンは水曜日にシングルス２回戦などが行われた。
男子部門では、第２シードのＴ・ロブレド（スペイン）が２回戦に登場したが、Ｆ・セラ（フランス）に1-6, 6-3, 4-6で敗れる波乱が起きた。全仏オープン直前のハンブルグのマスター大会で優勝を上げていたロブレドは、来週月曜日から始まるウィンブルドンでは第１１シードを獲得している。勝利したセラは、Ｊ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）と準々決勝を戦う。フェレーロはＪ・メルツァー（オーストリア）を4-6, 6-3, 6-4の逆転で下しての８強入り。
昨年度覇者のＭ・アンチッチ（クロアチア）も、Ｒ・スロイター（オランダ）を6-7(7-9), 7-5, 6-2で下し準々決勝進出を決めた。次はＫ・フリーゲン（ベルギー）を2-6, 6-1, 6-4で破ったＦ・サントロ（フランス）とベスト４入りをかけて戦う。また１回戦でトップ・シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）を破ったＰ・コールシュライバー（ドイツ）は、この日もＪ・ベネトー（フランス）を7-6(7-2), 7-5で倒し８強入りを果たした。ダビデンコにとって、芝は通算１勝１０敗と不得手なサーフェスだが、ウィンブルドンでは第９シードを獲得している。
その他の試合では、第６シードのＭ・バグダティス（キプロス）がＶ・スペーディア（アメリカ）を6-2, 7-6(7-5)で下し準々決勝へ駒を進めている。バグダディスはコールシュライバーとベスト８で顔を合わせる。また、Ｊ・ヘルニチ（チェコ共和国）は第８シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）を6-2, 6-4のストレートで下し、Ｍ・ズベレフ（ドイツ）を6-1, 6-3で退けたリー・ヒュンタクと準々決勝で対戦する。
女子では、トップ・シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）がＥ・ヴェスニナ（ロシア）を6-1, 4-6, 6-4で退けベスト８へ駒を進めた。ウィンブルドンでも第８シードを与えられたデメンティエワは、今大会第５シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）と準々決勝で対戦する。イバノビッチはＩ・ベネソバ（チェコ共和国）を6-3, 7-5で破っている。
また第８シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）は、予選勝者のＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）に6-4, 1-6, 7-6(7-5)の接戦を強いられたが辛勝している。ヤンコビッチはＭ・クライチェック（オランダ）とベスト４入りをかけて戦う。
（2006年6月22日10時19分）
