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フィリプーシスが久しぶりの優勝◇キャンベル・テニス選手権

(アメリカ、ロードアイランド州ニューポート)

キャンベル・テニス殿堂選手権(賞金総額38万ドル、芝)は日曜日決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のM・フィリプーシス(オーストラリア)J・ギメルストブ(アメリカ)を6-3, 7-5で下し、久しぶりの優勝を飾った。29歳フィリプーシスはこれでツアー通算11勝目を挙げた(最後のツアー優勝は2003年の上海の大会)。

一方敗れた同じく29歳のギメルストブは、これまでツアーで153大会に出場していたが、1度も決勝に進出したことがなかった。今大会では準決勝で第1シードのA・マレー(イングランド)を6-1, 7-6 (7-4)で下しての決勝進出だった。「優勝できたらもっと楽しかっただろうけど、会場のファンは本当に暖かい声援を送ってくれた。会場にはたくさんの友人や家族が来てくれた。最高の1週間だったね。」

フィリプーシスはグランドスラム大会で過去2度準優勝を飾っており、1999年には自己最高の8位を記録、2003年のシーズンは9位で終えている。しかし度重なる怪我によりランキングは急降下し、今大会には214位での出場だった。この勝利により、フィリプーシスはギメルストブとの対戦成績を3勝1敗とした。両者の対戦は2000年のロスアンゼルスの大会以来で、その時はギメルストブが勝っていた。

試合後ギメルストブは、「(フィリプーシスは)試合をうまくコントロールしていた。彼は偉大な選手だね。優勝に値すると思う。芝のコートでは、彼は世界最高のプレーヤーの1人に間違いない。彼の才能は無限だと思うし、彼からエースを取るのはタフだった。」と勝者に賞賛を送っていた。

(2006年7月17日13時41分)
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