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ロディック、ブレークが8強進出◇RCA選手権

(アメリカ、インディアナ州インディアナポリス)

RCAチャンピオンシップ(賞金総額57万5千ドル)は大会4日目の試合を終え、雨による3時間の遅れが発生したが、残りの3回戦8試合を全て消化しし、第1シードのJ・ブレーク(アメリカ)、第2シードのA・ロディック(アメリカ)、第4シードのR・ジネプリ(アメリカ)ら地元アメリカ勢の3人が準々決勝に勝ち進んだ。

ブレークは予選通過のW・ホワイトハウス(南アフリカ)と対戦し、第1セットを落とす嫌な出だしながらも、6-7 (5-7), 6-3, 6-4で勝利した。ブレークは、第3セットで5−1とリードしていながらも、ホワイトハウスの粘りにあって、第10ゲームでようやく決着を付けた。
同大会4度目の出場のブレークは、過去3大会ではいずれも初戦敗退に終わっており、今大会の準々決勝進出は自己最高成績。次の試合では、第5シードのT・ハース(ドイツ)を6-4, 7-5で下した第10シードのN・マウー(フランス)と対戦する。

2003年、2004年覇者のロディックは、同胞のJ・モリソン(アメリカ)を7-6 (7-4), 7-5で振り切って勝利を手にした。この試合、第2セットでロディックが9度目のブレイクポイントを取って勝負を決めたのに対して、モリソンは12本のサービスエースを決めながらもブレイクポイントを一度も握れなかった。

今季不調が続くロディックだが、「今晩は良いプレーが出来たと思う。でも、僕のチャンスの場面で、彼(モリソン)が良いサーブやボレーを決めてきた。今年の中では、ベストな出来だったけれども、それでも何とか勝てた感じだ。ついていたのかもね。大会が進むにつれて、良い試合を3試合、4試合、5試合と続けていきたい。」とコメントした。

次の試合では第12シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦するが、実は因縁の対決で、昨年のUSオープン1回戦でロディックを破ったのがミュラーである。おかげで、ロディックをキャラクターとした「Where's Andy's Mojo?(ロディックの魔力はどこ?)」キャンペーンも、大会開始直後に頓挫した苦い過去がある。ロディックはミュラーにリベンジできるか。ミュラーはK・カールセン(デンマーク)を6-1, 6-2と圧倒しての勝ち上がり。

もう1人のアメリカ勢で、ディフェンディング・チャンピオンのジネプリは、第15シードのI・クニツィン(ロシア)に6-2, 6-7 (2-7), 6-1のフルセットで勝利。準々決勝では、第8シードのP・スリチャパン(タイ)と対戦する。スリチャパンは、第11シードのP・ゴールドスタイン(アメリカ)に5-7, 6-3, 7-6 (7-3)で逆転勝ちした。

また、第3シードのF・ゴンサレス(チリ)は、第14シードのV・スペーディア(アメリカ)と対戦し、自分のサービスゲームでは4ポイントしか落とさずに、6-4, 7-6(9-7)でストレート勝ちした。次の試合では、第7シードのD・ツルスノフ(ロシア)を7-6 (7-4), 3-6, 6-3で破った第9シードのX・マリス(ベルギー)と顔を合わせる。

(2006年7月21日13時18分)
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