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アメリカ勢3人が4強入り◇RCA選手権

(アメリカ、インディアナ州インディアナポリス)

RCA選手権(賞金総額57万5千ドル)5日目は準々決勝が行われ、ベスト4が揃った。うちアメリカ勢が3人という、地元ファンには嬉しい展開となった。

第1シードのJ・ブレーク(アメリカ)はナイターとなった試合で、第10シードのN・マウー(フランス)と2度のタイブレークの末に7-6(7-2), 7-6(7-5)で下して準決勝進出を決めた。
今季既に2度の優勝を収めているブレークだが、今大会にはこれまで3度出場していずれも1回戦敗退に終わっていた。
「接戦だったけど、いい終わり方だったと思う。準決勝にアメリカ勢が名を連ねるのは嬉しいね。」と、試合を終えたブレークは語った。
「アメリカのテニスは地盤沈下していると言われるけど、そんなことないよ。特にハードコートでは優位に立てるからね。」

ブレークが準決勝で対するのは第9シードのX・マリス(ベルギー)。この日マリスは第3シードのF・ゴンサレス(チリ)を7-6(7-4), 6-4で倒し、半年振りとなる準決勝進出を決めた。2005年デルレイ・ビーチでの大会以降、優勝にたどり着いていない。

もう一つの準決勝は、第2シードのA・ロディック(アメリカ)対第4シードのR・ジネプリ(アメリカ)というカードになった。
2003年と2004年に今大会で優勝しているロディックは、準々決勝で第12シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)に6-2, 6-3で快勝した。昨年のUSオープン1回戦でも両者は対戦しており、その時は大方の予想に反してミュラーがロディックを倒すという波乱を起こしていた。
ロディックは、「勝てて気持ちいいよ。去年のUSオープンではやられたからね。今日は直球勝負の着実な試合だった。」と、その雪辱を果たした気持ちを語った。

ジネプリは第8シードのP・スリチャパン(タイ)を6-4, 6-1で下しての4強入りとなった。
「もっとここで大会があるといいのに。」と冗談交じりに話すジネプリは、今大会では通算13勝4敗と好成績を残しており、去年は準々決勝でロディックを破って3連覇を阻止した。ただ、それがロディックに対する唯一の勝ち星で、これまでは5対1でリードされている。

(2006年7月22日16時59分)
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