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コリア棄権でベスト4止まり◇オランダ・オープン

(オランダ、アメルスフォールト)

オランダ・オープン(賞金総額38万ドル、クレー)は土曜日準決勝が行われ、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビアモンテネグロ)と第4シードのN・マス(チリ)が決勝進出を決めた。

ジョコビッチは準決勝で第1シードのG・コリア(アルゼンチン)と対戦したが、6-2, 1-0となった時点でコリアが右肩の不調を訴えて棄権したため、その時点で決勝進出が決まった。
昨年は55勝を挙げていたコリアだが、今季は肘の痛みから負けが込んでいた。ようやく復帰の兆しを見せた今大会も、惜しい幕切れとなった。今季は通算で11勝11敗となった。
勝った19歳のジョコビッチは、これがツアー初の決勝進出となる。今季は世界ランキング78位でスタートし、現在36位まで急上昇している。ザグレブの大会ではベスト4に、全仏オープンではベスト8に進出した。

一方2004年アテネオリンピックの単複金メダリストのマスは、R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)を6-1, 6-3で下し、見事決勝に進出した。
ラミレス=イダルゴは今大会台風の目となっており、第2シードのP・H・マチュー(フランス)、第6シードのA・マルティン(スペイン)を下しての準決勝だったが、マスの前に力尽きる格好となった。
マスはこれまで13大会で決勝に進出し、そのうち6勝している。今大会では2003年に優勝を飾っており、そのときは決勝でR・スロイター(オランダ)を下してのタイトル獲得だった。
ジョコビッチとは初顔合わせとなる。

(2006年7月23日9時54分)
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