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サフィン、ゴンサレスに敗れる◇カントリーワイド・クラシック

(アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス)

カントリーワイド・クラシック(賞金総額50万ドル、ハードコート)大会3日目、四大大会2度優勝のM・サフィン(ロシア)が第3シードのF・ゴンサレス(チリ)と対戦し、4-6, 2-6でストレート負けを喫し、2回戦で姿を消した。

昨年全豪オープンを制した後に膝を故障し、その後不調が続くサフィンは、対ゴンサレス戦2勝3敗と負け越すことになった。特に今年に入ってからは3戦全敗で、全仏オープン(クレー)、ウィンブルドン(芝)、今大会(ハードコート)と3つの異なるサーフェスで敗れている。

ゴンサレスは、「これで3度勝利したことになるけど、彼を倒すには本当に良いプレーをしなきゃいけない。彼は素晴らしい選手で、自由にプレーさせてくれないことがあるんだ。」とコメント。しかしこの試合ではゴンサレスが3度のサービスブレイクに成功し、わずか68分で試合を決めた。「今日は序盤本当に緊張したよ。だって、彼は一度乗せてしまうと危険な選手だからね。でも、良いプレーが出来たし、ストロークなんかも1回戦より改善されていた。サーブも試合中に調子が良くなっていったしね。」と語った。

元世界ランキング1位のサフィンは、長引く怪我の影響で97位まで下降しており、4月以降の大会では2回戦までしか勝ちあがれていない。
「1回戦はとても良いプレーが出来ていたので、今日の負けは本当に残念で、厳しい試合になってしまったよ。でも、いつかは怪我から開放されると思っている。今は、テニスでは自信が重要だと思っているから頑張るしかない。もっと良いプレーをするためには、もっと沢山の大会に出て、試合をこなさなきゃいけないと思う。現状を受け止めて、ベストの状態に戻るのを待つしかないね。」とコメントした。

次の試合で、ゴンサレスはA・アガシ(アメリカ)と対戦する。「彼にとって最後の試合の1つだから、僕にとっても大きな意味を持つよ。偉大な選手だから、勝つためには100パーセントの力でプレーしなてはいけない。」と気を引き締めた。

その他の試合では、第6シードのT・ハース(ドイツ)が11本のエースを決めて、P・カプデビル(チリ)を6-3, 4-6, 6-1で下した。また、1回戦で第2シードのL・ヒューイット(オーストラリア)を破った地元アメリカ勢のP・ゴールドスタイン(アメリカ)も、I・クニツィン(ロシア)を6-4, 6-4で下して3回戦に進んだ。

(2006年7月27日16時32分)
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