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(イギリス、ウィンブルドン)
ウィンブルドン9日目に行われた男子ダブルス準々決勝で、第3シードのM・ノウルズ(バハマ)&D・ネスター(カナダ)組はS・アスペリン&T・ペリー組と対戦し、5-7, 6-3, 6-7 (5-7), 6-3, 23-21の試合時間6時間9分にも及ぶ大接戦の末に勝利し、準決勝に駒を進めた。
この試合は8日目火曜日に既にスタートしていた。No.1コートで行われたその試合は既に第5セットに突入しており、11-11とタイだったところで日没のため翌日に持ち越しとなった。その時点で既に4時間36分が経過していた。
そして9日目は、No.2コートに場所を移して試合が再開された。その直後にノウルズ&ネスター組が14-13でサービング・フォー・マッチを迎えたが、それを免れると、試合はさらにもつれ、決着がつくまで1時間半にも及ぶ接戦が続いた。
この試合は数々の記録を塗り替えることになった。
まず、ウィンブルドンでの男子ダブルスでは、1985年のH・ゲントハルト&B・タロチー対P・アナコーン&C・ファンレンブルクの5時間5分を、またウィンブルドンでの試合としては1989年のG・ホームズ対T・ウィツケン戦の5時間28分を、またグランドスラムでの男子ダブルスとしても1990年全豪オープンでのP・アルドリッチ&D・ヴィッセ対S・デービス(アメリカ)&R・ファントホフ戦の5時間28分を超え、歴代最長試合となった。
ノウルズは、「こんな形で歴史を塗り替えるとは思わなかったね。二人とも一刻も早く試合を終わらせようって、最初は言っていたのに。」と、疲れきった様子ながら笑顔で語った。
尚、男子ダブルス史上では、2002年デビスカップの準決勝で、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)&L・アルノルド(アルゼンチン)組対N・カフェルニコフ&M・サフィン(ロシア)組の対戦が6時間20分と最長記録となっている。
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