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ウィンブルドン大会10日目、女子シングルス準決勝の第1試合で第3シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌが、第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)を6-4, 7-6(7-4)のストレートで下し、自身5年ぶりとなる決勝進出を決めた。エナンは生涯グランドスラム達成まであと1勝とした。
試合は、過去の対戦成績11勝10敗(エナン=アルデンヌがリード)という数字が物語るように、非常に拮抗した戦いとなった。第1セットは、まず堅実なプレーと緩急織り交ぜた巧みな攻めを見せるエナン=アルデンヌが、先にリズムをつかみゲームを支配する。エナン=アルデンヌの守りをなかなか崩せないクレイステルスは、セット後半にかけて徐々にペースを戻してくるも、エナン=アルデンヌがそのまま押し切り6-4で第1セットを先取する。
第2セットに入ると、力みが抜けたのかクレイステルス本来の伸びのあるストロークが決まり始め、試合は互角の展開で進んでいく。両者サービスブレイクをはさみゲームはタイブレークに突入するが、エナン=アルデンヌがここぞというポイントを確実にものにして一気に試合を決めた。エナン=アルデンヌは、第1、2セットとも先にサーブを失いながら、挽回するという勝負強さをみせての勝利。
試合後エナン=アルデンヌは、「今日は大事なポイントで良いプレーが出来た。優勝まであと一勝。私はプレッシャーがかかる状態が大好きなの。決勝はとてもタフな戦いになると思うわ。」と話していた。エナン=アルデンヌは土曜日の決勝で、M・シャラポワ(ロシア)対A・モレスモ(フランス)戦の勝者と優勝をかけて戦うことになる。
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