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ジュニア時代から競い合い、ツアーレベルに上がってからでもこれが20度目の対戦。お互いに手の内を知り尽くしたベルギー勢2人による準決勝は、今季好調のエナン・アーデンがクライシュテルスを下して5年ぶりの決勝に進んだ。2人の対戦成績も10勝10敗の五分とした。
ベースラインから打ち合うクライシュテルスに対し、エナンの多彩さが光った。積極的にネットに出て相手に圧力をかけ、ラリーではスライスを織り交ぜ、強打一本やりのライバルをほんろう。芝のコートで一枚上手の実力を示し「先にブレークされたけど、うまく挽回(ばんかい)できた。大事なポイントをきちんと取れた」と自賛した。
約1カ月前の全仏オープンは1セットも落とさずに2連覇を達成。今大会もすべてストレートで勝ち進み、4大大会はこれで13試合連続でセットを失っていない。準優勝が最高のウィンブルドンを制すれば、史上10人目の4大大会全制覇となる。
5年前の決勝ではビーナス・ウィリアムズ(米国)のパワーに屈した。24歳の第3シードは「あの時はウィリアムズのパワーを恐れていた。5年の間に成長したし、自信もついた」と風格を漂わせた。(共同)(了)
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