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軽やかに芝のコートを動くフェデラーの強さばかりが際立った。ダブルス仕込みのネットプレーを織り交ぜ、技術のすべてを駆使したビョルクマンの挑戦をはね返し、24歳の王者が史上7人目の4連覇にあと1勝に迫った。
3セットでわずか4ゲームしか与えない圧勝。「彼は大舞台の戦い方を知るベテランだから、注意深くプレーした」と話したが、第1セットの3−2から第3セットにかけて、実に11ゲームを連取した。
最近のフェデラーの世界での君臨ぶりを示すデータがある。昨年のウィンブルドンを皮切りに、4大大会はこれで5大会連続の決勝進出。これは1968年のオープン化以降は初めてで、しかも決勝では全仏オープンでナダルに敗れた以外はすべてタイトルを手中にした。
1回戦から準決勝までの6試合で1セットも失わず、芝コートの連勝は47に。オープン化以降に決勝まですべてストレート勝ちで優勝したのは1976年のボルグ(スウェーデン)だけだが、歴史に名を残す名選手に肩を並べそうな勢いだ。(共同)(了)
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