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(イギリス、ロンドン)
今年10月に50歳を向かえ、今季限りで引退を表明したM・ナブラチロワ(アメリカ)は、イギリスのラジオ局のインタビューで、M・シャラポワ(ロシア)を始めとしてプレーの際に大きな声を発しながらのリターンは好ましくなく、何らかの制限が必要だと発言した。
これは、今年のウィンブルドン女子シングルス準々決勝でE・デメンティエワ(ロシア)がシャラポワにストレート負けを喫したときに、「シャラポワの奇声が大きすぎて自分のプレーに影響を及ぼした。」と批難したのをきっかけに始まった議論。
ナブラチロワは、「ルール違反にすべきよ。対戦相手にとってもフェアじゃないし、観客だって芳しく思っていないわ。」とその批難を擁護した。「ネットに出てプレーするには、相手がボールをヒットする音を聞いてリターンのスピードを掴むのに、あんなに大きな声を出されたらその音がかき消されてしまうわ。」
今回が最後のウィンブルドンとなったナブラチロワは、女子ダブルスでは準々決勝進出、混合ダブルスでは3回戦進出を果たしたが、いずれも優勝ペアに敗れた。
30年以上に渡り活躍し、20ものタイトル(シングルス9個、ダブルス11個)を勝ち取ったウィンブルドンに別れを告げた後、BBCテレビのインタビューに答えたナブラチロワは、「やはり一番想い出に残るのは、78年にC・エバート(アメリカ)を破って初優勝を上げたとき。あの時は彼女も一緒になって私の優勝を祝ってくれた。」と回想した。
また、最近のテニス界については、「ますますすごい選手が出てきていて頼もしい。でもラケットが進化しすぎたせいもあって、パワーに走りすぎている嫌いが有る。」と、ちくりと刺す一面も見られた。
ナブラチロワは今年いっぱいはプレーを続け、8月のUSオープンにも出場予定。
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