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（アメリカ、オハイオ州シンシナティ）

シンシナティ・マスターズ（ウェスタン＆サザン・ファイナンシャル・グループ・マスターズ、賞金総額２４５万ドル）の１回戦が火曜日行われ、注目の英国新旧対決はＡ・マレー（英国）がＴ・ヘンマン（英国）を4-6, 6-4, 7-5で下し勝利を収めた。先週のトロント・テニス・マスターズ２回戦でも顔を合わせた両者だが、その時もマレーがヘンマンに勝利していた。

この日は、出だしから飛ばし気味のヘンマンが、第１セット先取に成功する。しかし第２セットにはいると一気にペースダウンしてしまいセットオールに持ち込まれてしまう。勝負のかかった最終セット、ベテランの意地を見せたいヘンマンは、先にサービスブレイクを決め3-1とリードを奪ってみせるが、ヘンマンが良かったのはここまで。結局その後勢いを取り戻したマレーがファイナルセットを7-5で奪取し試合を決めた。これで両者対戦成績はマレーの３勝０敗。

試合後ヘンマンは「今日のような試合では、大事ないくつかのポイントをどちらが取るかで全てが決まる。今日はマレーがそれを取った。」と接戦を振り返っていた。一方のマレーは「サーブではティムのほうがずっと良かった。非常にタフな試合になったけど、大事なところをしっかり決めれたことが勝敗を分けた。」と話していた。マレーは２回戦でＲ・フェデラー（スイス）対Ｐ・スリチャパン（タイ）戦の勝者と対戦することになっているが、「ここ２週間ほどとても調子がいいので、明日フェデラーとの対戦ではいいところを見せたい。」と、心は早くもフェデラーとの戦いに備えているようだ。