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（アメリカ、ニューヨーク州フラッシング）

ＵＳオープン４日目木曜日、女子シングルス２回戦が行われ、Ｍ・シャラポワ（ロシア）、Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）、杉山　愛、Ｊ・エナン（ベルギー）=アルデンヌらも順当に３回戦進出を決めた。

昨日弱冠１７歳のＭ・クライチェック（オランダ）の挑戦を完全に一蹴し、気迫の違いを見せ付けた第３シードのシャラポワは、この日はさらに「意地悪」度を増すかのように、Ｅ・ロワ（フランス）を6-0, 6-1で全くものともしない圧倒振りで退けた。
３回戦ではＥ・リホフツェーワ（ロシア）と対戦する。

ノーシード出場のセリーナは、第１７シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）を相手にスロースタートとなり、第１セットでは2-5でリードを許したが、そこから反撃に出ると7-5, 6-3のストレートで逆転勝ちした。
７回のグランドスラム優勝を誇るセリーナだが、今年は怪我のためほとんど試合に出ておらず、世界ランキングも現在９１位と、今大会にはワイルドカードでの出場となった。１９９８年に今大会デビューして以来、ノーシードで出場するのはこれが初めて。
３回戦の相手は、この後行われる中村　藍子対第１６シードＡ・イバノビッチ（セルビア）の勝者となる。

第２８シードの杉山　愛は、Ｔ・ガルビン（イタリア）と対戦し、第１セットはタイブレークで落としたものの、その後は安定したプレーで6-7 (2-7), 6-4, 6-2 で逆転勝ちした。
３回戦の相手は第２シードで２００３年覇者のＪ・エナン=アルデンヌとタフな試合になりそうだ。両者対戦成績は杉山の１勝３敗。エナン=アルデンヌは２回戦でＶ・キング（アメリカ）を6-1, 6-2で一蹴している。