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さすが王者、フェデラーがロディックを下し3連覇達成

(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)

最終日を迎えたUSオープンは日曜日、当地のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで男子決勝が行われ、王者R・フェデラー(スイス)が、2003年チャンピオンの第9シードA・ロディック(アメリカ)を4セット、6-2, 4-6, 7-5, 6-1のスコアで下し、見事3連覇を達成した。

フェデラーのグランドスラム優勝は9回目、タイトル数では歴代単独6位。P・サンプラス(アメリカ)が達成したグランドスラム優勝14回という数字にあと5タイトルと迫った。先月25歳になったばかりのフェデラーは、「9勝は僕だけなのかい? 知らなかったよ。そりゃよかった。でも、ここで止まる気はないからね。」とおどけて、記者を笑わせた。
また、オープン化以降初となるグランドスラム6大会連続で決勝に進んだフェデラーは、3年連続でウィンブルドンとUSオープンで同時優勝を達成した史上初の選手となった。USオープン3連覇は1985年〜1987年のI・レンドル(アメリカ)(アメリカ)以来。また、今年は全仏オープンこそ決勝でR・ナダル(スペイン)に屈したが、その他3つの4大大会を制したことになる。

ファミリー・ボックスに、「決勝まで勝ち上がったら観に来てくれると約束した」というタイガー・ウッズを迎えていたフェデラーは、決勝では、69本のウィナーとわずか19本のミスという圧倒振り、ロディックを寄せ付けない完璧なプレーを披露した。この3、4年の出来には、自分でも驚くほど、と本人も語る。

この試合、第1セットではフェデラーが立て続けにロディックのサービスをブレイクし、いきなり5−0とリード。一方のロディックは第6ゲームでようやく初のキープに成功し、次のゲームでフェデラーのサービスをブレイクしたものの、フェデラーがすかさずブレイクバックし、第1セットを6−2で先取した。
第2セットはロディックが第1ゲームでフォアハンドのクロスコートのエースを決めるなどし、フェデラーのサービスをラブゲームでブレイクして始まった。その後はロディックが優勢に立ちながらも両者サービスキープが続き、ようやく第10ゲームでフェデラーのショットがアウトして決着がつき、セットオールになった。
第3セットに入ると一進一退の攻防が続いたが、第5ゲームでロディックが大きなチャンスをつかんだ。フェデラーのサービスゲームで3ポイント連取し、3本のブレイクポイントを迎えた。しかしそこからフェデラーがピンチを跳ね返し、デュース後さらにアドバンテージを握られつつも、最後はエースを決めてゲームカウント3−2とし、先行を許さなかった。ロディックも、続く第6ゲームで7度のデュースに持ち込まれ、5度もブレイクポイントに追い込まれたが、集中をさらに高めるとそのピンチをしのいで3−3のタイに。ロディック応援ムードが最高潮に達した場内は総立ちの拍手でそれに応えた。
その後、ゲームカウント5−5となり、第11ゲームではフェデラーがラブゲームでキープに成功、続く第12ゲームでロディックから3本連取し、トリプルセットポイントを掴む。ロディックはエースで1本をしのいだものの、最後はショットをネットにかけ、第3セットはフェデラーが手にした。
第4セットでは、ギアをトップに入れたフェデラーが5ゲーム連取し、第6ゲームで1回目のマッチポイントを迎えた。そのポイントを逃し、5−1とされたフェデラーだったが、第7ゲームで最後のポイントをスマッシュで決め、2時間半の熱戦に幕を下ろした。
優勝の瞬間、倒れこむように仰向けになり、全身で歓喜を表した。王者は「まだリプレーを画面で見ていないけど、ただ1つ確かなことは、コートに倒れこんだときは素晴らしい気分だった。」と優勝の瞬間を振り返った。

テニス界最速のサーブを持つロディックは、準決勝までで僅か5ゲームしかサービスゲームを失っていなかったが、決勝では6度もブレイクされ、改めてフェデラーのリターン力の凄さが浮き彫りとなった。これでロディックのフェデラーとの対戦成績は1勝11敗となった。
惜しくも敗れはしたものの、ロディックも「実にレベルの高いテニスだったと思う。特に、第2、第3セットの中盤はね。僕とロジャーの間に、それほど差はなかった。」と確かなものを感じたようだ。また、「自分にチャンスを与えたかった。そして今日はそれが出来た。全身全霊でプレーできた。」と満足気に話した。
昨年のUSオープンで初戦敗退を喫し、それ以来スランプに苦しんでいたロディックだが、7月にJ・コナーズ(アメリカ)をコーチに迎えてから失っていた自信を取り戻し、再びグランドスラム決勝に勝ち上がってくるまでに立ち直った。「先月のシンシナティから、この2週間まで、本当に素晴らしかった。特に3週間ほど戦線離脱していた怪我から復帰して、ここまでこれたのは良かった。オフシーズンでジミー(コナーズ)とトレーニングするのが待ち遠しいよ。」と、恩師とのトレーニングに感謝している様子だった。

王者フェデラーが貫禄の3連覇を飾り、調子を落としていたロディックも準優勝をおさめ復活の兆しを見せた。両者ともに大きな収穫を得た今年のUSオープンだったといえよう。

(2006年9月11日12時55分)
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