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(ロシア、モスクワ)
今週末、男子国別対抗戦デビスカップの準決勝がモスクワとブエノスアイレスで行われる。モスクワのオリンピック・スタジアム(インドア、クレー)では、地元ロシアがアメリカを迎えて決勝進出を争う。
この日発表になった情報によると、ロシアはランキング5位で現在ロシアのトップにいるN・ダビデンコ(ロシア)を初日のシングルスから外すという。シングルス4試合、ダブルス1試合で勝敗を争うこの大会で、ロシアのキャプテンであるシャミール・タルピシェフ氏は、アメリカが最も苦手とするレッド・クレーでの決戦に、エースのダビデンコをベンチ要員とする驚きの決断を下した。「ニコライ(ダビデンコ)は先週北京の大会に出場していたため、まだ体が万全じゃないんだ。だから彼に2日間の猶予を与えた。日曜日には万全の体調で臨んでくれると思うよ。」と、語った。ダビデンコは初日に起用されないことは嬉しく思ってはいないものの、この決断を潔く受け入れたようだ。「USオープンでベスト4という自信はゆるぎない。しかし先週の北京では、試合に集中できず棄権を申し入れたのも事実だ。ミハイル(ヨージニ)とマラット(サフィン)は、初日のシングルスには最適任者だよ。」
初日の金曜日の第1シングルスでは、これまで2度のグランドスラムで優勝を誇るM・サフィン(ロシア)がアメリカのエースA・ロディック(アメリカ)を迎え撃つ。ロディックはUSオープンで見事決勝進出を果たすなど調子をあげており、サフィンとは激戦が予想される。第2シングルスでは、J・ブレーク(アメリカ)とM・ヨージニ(ロシア)が激突する。ヨージニは先のUSオープン準決勝でロディックに敗れている。また、土曜日のダブルスでは、世界トップのB・ブライアン(アメリカ)&M・ブライアン(アメリカ)兄弟がD・ツルスノフ(ロシア)/ヨージニ組と試合を行う。
日曜日にはシングルス2試合が対戦相手を入れ替えて行われるため、ヨージニ対ロディック、サフィン対ブレークのカードが予定されているが、この日のシングルスでは選手を変えても構わないため、ダビデンコが登場する可能性もある。ロシアとアメリカはこれまで2度対戦しており、いずれもアメリカが勝利を上げている。最後に対戦したのは、1995年(決勝)でそのときはアメリカが3-2で優勝を飾っている。
また、ブエノスアイレスではアルゼンチンとオーストラリアが、12月1〜3日に行われる決勝戦への切符を争う。
地元アルゼンチンは、モスクワと同じくレッド・クレーで敵陣を迎える。
初日の第1シングルスでは、地元のエースD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がM・フィリプーシス(オーストラリア)と、第2シングルスではJ・アカスーソ(アルゼンチン)がL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦する。また、土曜日のダブルスでは、ナルバンディアンがA・カイエリ(アルゼンチン)と組み、ダブルス巧者のW・アーサーズ(オーストラリア)/P・ハンリー(オーストラリア)組と戦う。日曜日はシングルスを入れ替えて、ナルバンディアンがヒューイットと、アカスーソがフィリプーシスと試合を行う予定。
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