（ロシア、モスクワ）
モスクワのオリンピックスタジアム（レッドクレー）で開催されているデビスカップ準決勝ロシア対アメリカは、土曜日にダブルスが行われた。ダブルスでは初日のシングルス２試合で２連敗を喫したアメリカが勝利、これでロシアの２勝１敗となり、勝負は最終日のリバースシングルスに持ち越された。
ダブルスではアメリカチームから世界最強ペアＢ・ブライアン（アメリカ）／Ｍ・ブライアン（アメリカ）組が登場、ロシアチームのＤ・ツルスノフ（ロシア）／Ｍ・ヨージニ（ロシア）組を6-3, 6-4, 6-2のストレートで下した。アメリカのＰ・マッケンロー（アメリカ）監督は「すばらしいプレーだった」と安堵の表情を浮かべていた。
日曜日のリバースシングルスでは、第１試合でロディックがヨージニと対戦する。両者は全米オープンの準決勝でも顔を合わせており、そのときはロディックが勝っている。また第２試合のブレーク戦に関しては、シャミル・タルピシェフ監督はサフィンに代わってロシアチームトップで世界ランク５位のＮ・ダビデンコ（ロシア）を起用する可能性が高いとコメントしている。
両国の勝者は１２月１−３日に行われる決勝でアルゼンチンと対戦する。アルゼンチンは同日程で行われている準決勝でオーストラリアに既に３−０とリードしており、勝利を決めている。
一方、ブエノスアイレスのパルケ・ロカ・スタジアム（レッドクレー）で行なわれているアルゼンチン対オーストラリア戦は、降雨で延期になっていた初日の第２シングルスが土曜の午前中に行われ、Ｊ・アカスーソ（アルゼンチン）がＬ・ヒューイット（オーストラリア）を1-6, 6-4, 4-6, 6-2, 6-1で下し、アルゼンチンに貴重な２勝目をもたらした。金曜日に降雨延期が決まった時点で、アカスーソが第５セットを4-0とリードしていた。
また土曜日の第２シングルスの終了後ダブルスが行われ、アルゼンチンのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）／Ａ・カイエリ（アルゼンチン）組がオーストラリアのＷ・アーサーズ（オーストラリア）／Ｐ・ハンリー（オーストラリア）組を6-4, 6-4, 7-5のストレートで下し、１９８１年以来デビスカップ２度目の決勝進出を決めている。
（2006年9月24日10時52分）
