（インド、ムンバイ）
ムンバイ・オープン（賞金総額３８万ドル）は火曜日にシングルス１回戦が行われ、第５シードのＣ・モーヤ（スペイン）がＪ・Ｍ・デル=ポトロに3-6, 2-6で完敗し、早々に大会を去ることとなった。
１９９８年全仏オープン覇者のモーヤはこの日、弱冠１８歳のデル=ポトロの前に全くリズムをつかむことができず、各セットとも２ゲームをブレイクされた。試合後モーヤは、「完璧なゲームだった。彼（デル=ポトロ）には明るい未来があるよ。」と勝者を称えていた。
勝利したデル=ポトロは現在１０６位で、この８ヶ月で大きくランキングを上げてきている。「この勝ちは僕にとってとても大きな出来事さ。だってモーヤは僕の憧れの存在の１人だったんだから。彼のような相手と対戦するときは、目の前のチャンスを全てものにしなければいけない。ただ走り回るだけになるのはやめようと思っていたんだ。」
シード勢では、第７シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）もＳ・クーベック（オーストリア）に6-7(5-7), 4-6で足元をすくわれた。この日勝ち上がったシード選手は第８シードのＷ・ムーディ（南アフリカ）のみで、主催者推薦で出場で地元の声援を受けるＲ・ボパンナを3-6, 7-6(7-5), 6-4の接戦で下しての２回戦進出。
その他の１回戦では、Ｓ・グロイル（ドイツ）がルー・イェンスン（台湾）に7-6(7-4), 6-3で、Ｋ・プレス（デンマーク）がＤ・グレメルマイヤー（ドイツ）に7-5, 7-5で、Ｒ・デルガド（パラグアイ）がＤ・サングイネッティ（イタリア）に6-3, 2-1（サングイネッティの途中棄権）で、それぞれ勝利した。また、今大会のトップシードはＴ・ロブレド（スペイン）で、Ａ・ペヤ（オーストリア）と１回戦を行う。
今大会の優勝賞金は５万２千ドル。
（2006年9月27日12時47分）
