（スイス、バーゼル）
スイス・インドア（賞金総額１０７万３千ドル）は金曜日準々決勝が行われ、第３シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場のＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）に5-7, 6-4, 6-4で逆転勝ちし、見事準決勝進出を決めた。
ゴンサレスは今大会接戦続きで、１回戦ではラッキールーザー上がりのＳ・ボレッリ（イタリア）を7-6 (7-3), 6-7(2-7), 7-6 (7-3)で振り切り、木曜日のＭ・フィッシュ（アメリカ）戦では６度のマッチポイントをしのいで逆転勝ちしていた。ゴンサレスは上海で行われるツアー最終戦に向けて、今大会前の時点で９位に位置していたが、今大会で優勝すれば、ロシアのサンクトペテルブルク・オープンで１回戦負けを喫した現在８位に位置しているＴ・ロブレド（スペイン）、そして７位に位置しているＪ・ブレーク（アメリカ）を追い越す。しかし優勝できなかった場合、来週のパリ・マスターズ大会直前の時点では９位に位置したままとなる。土曜日の準決勝でゴンサレスは、地元期待のＳ・ワウリンカ（スイス）と対戦する。ワウリンカは第２シードのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）を7-6 (9-7), 6-2で下す番狂わせを演じるなど好調を維持している。
ナルバンディアンは最終戦出場レースで６位に位置。今大会で決勝に進出すれば、最終戦出場が確実となっていた。ナルバンディアンは昨年の最終戦で決勝でＲ・フェデラー（スイス）を倒し優勝している。
そのフェデラーは今大会第１シードで、準々決勝では第５シードのＤ・フェレール（スペイン）と対戦、第２セットでは苦労したものの6-3, 7-6 (16-14)のスコアで勝利し、準決勝進出を決めた。フェデラーは今大会での優勝はまだない。フェデラーは第２セットのタイブレークで６本のセットポイントをしのぎ、４本目のマッチポイントで勝利をもぎ取った。これでフェデラーは対フェレール５連勝とした。今季８５勝５敗としたフェデラーは、準決勝でＰ・スリチャパン（タイ）と対戦する。スリチャパンは第７シードのＪ・アカスーソ（アルゼンチン）を7-6 (7-2), 6-3で下しての勝ち上がり。
（2006年10月28日13時08分）
