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ナダル、ナルバンディアンが初戦突破◇全豪オープン

(オーストラリア、メルボルン)

全豪オープン大会2日目、この日は男女シングルス1回戦が行われた。今大会男子第2シードで、昨年全仏覇者のR・ナダル(スペイン)は、R・ケンドリック(アメリカ)をストレートで下し順当に2回戦に駒を進めた。またD・ナルバンディアン(アルゼンチン)も激戦を制し初戦を突破した。

センターコートの第2試合に登場したナダルは、昨年ウィンブルドン2回戦と同じ顔合わせとなったケンドリックとの試合で、序盤はケンドリックのサーブに苦しんだものの、7-6(8-6), 6-3, 6-2のストレートで勝利を手にした。試合後ナダルは、「第1セットは本当に厳しい戦いを強いられた。ブレークチャンスもあったんだけどね。ただ、タイブレイクを制したのが大きかったよ。その後は試合の流れも変わり、楽にプレーすることができたから。とにかく外は凄い暑いさだよ。僕はアウトドアでプレーするのが好きなんだけど、今日は別さ。屋内でよかった。大会初戦はいつも苦労するもの。だから今日勝てたってことがとても重要なんだ。」と語り、胸を撫で下ろしていた。敗れたケンドリックは、第1セットタイブレイクまでは善戦していたものの、セットを先取されてからはナダルの勢いに飲まれてしまった。結局42本の凡ミスを犯し初戦敗退となった。

一方、マーガレット・コート・アリーナの第1試合に登場した第8シードのナルバンディアンは、J・ティプサレビッチ(セルビア)と対戦中、6-7(5), 4-6, 7-6(2), 6-0, 2-1でリードしたところで、ティプサレビッチが棄権を申し入れ、ラッキーな勝利を手にした。「今日のコンディションは酷かった。あと少しで僕も彼のように棄権していたと思う。後半、目に見えて彼の動きが鈍くなったんだ。明らかに疲れていたし、痙攣しているようだった。僕はとにかく自分のプレーにだけ集中したんだ。それが今日勝てた理由だと思う。」

その他のシード勢の試合では、第13シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がリー・ヒュンタクに6-1, 6-2, 6-2で、第28シードのS・グロージャン(フランス)C・ロクス(ベルギー)の棄権により6-2, 4-1で、それぞれ勝利を収めた。また第32シードのN・アルマグロ(スペイン)は、R・ジネプリ(アメリカ)に6-4, 2-6, 6-4, 5-7, 3-6で敗れ1回戦で姿を消した。

その他の試合の結果は以下の通り。

O・ロクス(ベルギー) ○-× C・グシオネ(オーストラリア), 3-6, 7-5, 7-5, 6-7(4), 9-7
R・スミーツ(オーストラリア) ○-× L・ラコ(スロバキア), 6-2, 3-6, 6-1, 6-4
J・I・チェラ(アルゼンチン) ○-× P・スタラーチェ(イタリア), 7-6(5), 6-4, 6-4
M・ズベレフ(ドイツ) ○-× M・ベレー(ドイツ), 6-4, 7-6(1), 3-6, 6-4
P・カプデビル(チリ) ○-× J・ベネトー(フランス), 4-6, 6-7(4), 6-2, 6-1, 6-2
S・ワウリンカ(スイス) ○-× K・キム(アメリカ), 6-1, 2-6, 6-4, 6-2
N・ラペンティ(エクアドル) ○-× A・マッキン, 6-4, 6-4, 6-2

(2007年1月16日19時29分)
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