（オーストラリア、メルボルン）
真夏のオーストラリア・メルボルンパークで開催されている全豪オープンは、大会第２日にヒート・ポリシーが適用され日中の試合が順延となったが、夜になって解除され、ナイターで残りの１回戦が行われた。
男子では、開閉式屋根付きのボーダフォン・アリーナの第４試合で第５シードＪ・ブレーク（アメリカ）対Ｃ・モーヤ（スペイン）が行われ、ブレークが7-6(8), 6-2, 6-4で勝利し、前哨戦のメディバンク国際の決勝に続き、同カード３連勝を決めた。
また、続いて行われた第５試合では、注目の若手、第１５シードのＡ・マレー（英国）が登場し、Ａ・マルティン（スペイン）に6-0, 6-0, 6-1という、あわやトリプル・ベーグルという圧倒的なスコアで勝利した。マレーは、「今日は凄い集中力で試合に臨めたんだ。あの最後のゲームまでは本当に良いプレーが出来ていた。出来ることなら、１ゲームも失いたくなかったし、6-0, 6-0, 6-0で勝つチャンスなんて、たぶん一生に一度しかめぐってこない。ラブ・ラブ・ラブで勝ちたかったけど、あと少しで逃してしまったよ。」と悔しそうに話した。
その他の男子シード勢では、第３シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）がＳ・ロイトマン（アルゼンチン）に6-2, 7-5, 6-2で、第１０シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がＥ・コロレフ（ロシア）に6-7(4), 7-6(6), 6-3, 6-2で、第１２シードのＴ・ハース（ドイツ）がＡ・モンタネス（スペイン）に7-5, 6-1, 7-6(3)で勝ち、それぞれ２回戦進出を決めた。しかし、前哨戦のチェンナイ・オープンを制していた第２９シードのＸ・マリス（ベルギー）と、第２３シードのＲ・ソデルリング（スウェーデン）、第３２シードのＮ・アルマグロ（スペイン）はともに敗れ、初戦で姿を消した。また、元全仏覇者のＧ・ガウディオ（アルゼンチン）も初戦敗退に終わっている。
女子では、日本期待の中村 藍子、森上 亜希子が初戦突破したほかに、第２９シードのＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）、第３０シードのＴ・ガルビン（イタリア）らが勝利した。その他の女子シード勢では、第８シードのＰ・シュニーダー（スイス）、第９シードのＤ・サフィーナ（ロシア）、第１５シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）、第１７シードのＡ・グローネフェルド（ドイツ）、第１９シードのＮ・リー（中国）、第２２シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）の試合が、第３日に順延となっている。
（2007年1月17日3時19分）
