（オーストラリア、メルボルン）
メルボルンパークで開催されている全豪オープンは、第３日の試合を滞りなく行い、男子ではシングルス２回戦に登場したＲ・フェデラー（スイス）がＪ・ビョークマン（スウェーデン）に6-2 6-3 6-2で勝利して、３回戦に駒を進めた。また、第６シードのＡ・ロディック（アメリカ）も２回戦を突破した。
同大会２年連続３度目の優勝を狙う第１シードのフェデラーは、昨年ウィンブルドン準決勝と同じ顔合わせとなったこの試合で、１試合通して相手にわずか７ゲームしか許さない完璧な試合運びを見せ、対ビョークマン戦５戦全勝を決めた。１０個目のグランドスラムタイトル獲得を狙うフェデラーは、「ヨナス（ビョークマン）は、グレイトガイだよ。いつも闘志を見せて向かってくる。彼と対戦するのはいつも楽しみだよ。今日は僕の思うようにいったし、今はとても良いプレーが出来ている。試合では１回戦のパウ戦のようにチャンスを与えなかった。向上していると思うかというと、イエスだね。」とコメントした。
一方、ロディックは世界ランク５４位のＭ・ジケル（フランス）を6-3, 7-6(4), 6-4のストレートで下した。第２セットでは、ジケルの反撃に遭ったロディックだったが、得意のサーブでピンチを切り抜けて、自身のサービスゲームを１つも落とすことなく勝利した。「１回戦では毎回接戦をしてしまうんだ。今日は、良い手ごたえを感じることが出来たよ。」とロディックは試合を振り返った。
その他のシード勢の試合では、第１６シードのＤ・フェレール（スペイン）が２００２年全豪覇者のＴ・ヨハンソン（スウェーデン）に6-2, 6-7(5), 6-2, 6-2で、第１８シードのＲ・ガスケ（フランス）がＡ・ディリック（アメリカ）に6-1, 6-2, 6-4で勝利。また、先日Ｍ・ヒンギス（スイス）との婚約を発表した第２０シードのＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）がＬ・ドロウィー（チェコ共和国）に4-6, 4-6, 6-4, 6-1, 6-4で、昨年ＵＳオープンベスト４の第２５シードＭ・ヨージニ（ロシア）がルー・イェンスン（台湾）に7-5, 6-4, 6-4で勝ち、３回戦に駒を進めた。しかし、第２４シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）は、Ｄ・ウドンチョケに6-7(0-7), 5-7, 6-4, 1-6で敗れた。
また、地元オーストラリアのベテラン、Ｗ・アーサーズ（オーストラリア）もＺ・フライシュマンに6-7(5), 6-1, 6-4, 6-4で逆転勝ちし、地元観衆を喜ばせた。１回戦で第４シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）を破ったＭ・フィッシュ（アメリカ）もＮ・マウー（フランス）を7-5, 6-4, 3-6, 6-4で下して３回戦に進んでいる。
（2007年1月17日16時50分）
