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（ベルギー、アントワープ）

プロクシムス・ダイアモンド・ゲーム（賞金総額６０万ドル、ティア２）は金曜日準々決勝を行い、第１シードで３連覇を狙うＡ・モレスモ（フランス）が第６シードのＤ・サフィーナ（ロシア）と対戦、6-1, 6-3で圧勝し、見事準決勝進出を決めた。

モレスモは２回戦のＶ・ラッツァーノ（フランス）戦で7-6(8-6), 7-5のスコアで辛勝しており、最近の不調ぶりと相まって連覇達成も危ぶまれたが、サフィーナ戦の快勝ぶりで機運の好転を図りたいところ。

今大会２年連続優勝を飾っているモレスモは、同大会で５年間で３度優勝を上げた選手にのみ贈られるダイアモンドが散りばめられたラケットを手にするまで、あと２勝と迫った。モレスモは今シーズンは、全豪オープンでは４回戦で、フランス・ガス・オープンでは準決勝で敗退し、いずれも連覇を逃している。

ツアー２４勝目を狙うモレスモは、準決勝で第７シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）と対戦する。１月のモーリラ・ホバート国際で優勝したチャクエタゼは、今季２勝目、ツアー通算４勝目を目指す。チャクエタゼは準々決勝で、先週のフランス・ガス・オープンで優勝した同胞のＮ・ペトロワ（ロシア）を6-3, 6-4で下しての準決勝進出。

第２シードで今大会２００４年に優勝し、２００３年と２００６年にも準優勝している地元出身Ｋ・クレイステルス（ベルギー）は、準々決勝で第８シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）を6-2, 6-1で圧倒、今大会２度目の優勝にまた一歩近づいた。

Ｔ・ゴロバン（フランス）はベテランのＥ・リホフツェーワ（ロシア）を7-6 (7-3), 7-5で下してベスト４入り。準決勝ではクレイステルスと対戦する。

今大会の優勝賞金は８万８千２６５ドル。