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(ブラジル、コスタ・ド・サイペ)
ブラジル・オープンは日曜日にシングルス決勝を行い、ドーピング違反で1年間試合停止処分になり、昨年9月にツアーに戻ってきたG・カニャス(アルゼンチン)が、第1シードのJ・C・フェレーロ(スペイン)を7-6 (7-4), 6-2で下し、復帰後初優勝を飾った。
全試合ストレート勝ちで優勝したカニャスは、2004年以来となる、通算7勝目。「今はどこまで戦えるか分からないけど、この大会で優勝できて本当に嬉しい。特に、ツアー復帰後初優勝だしね。」とカニャスは喜びを語った。
元全仏覇者のフェレーロは、2003年以来のツアー優勝まで後1勝としながらも惜しくも敗れることとなり、「カニャスは素晴らしいプレイヤーだよ。守備が凄くうまいし、サーブも良かった。僕らは昨日2試合を戦っていたから、第1セットを制することがとても重要なポイントになっていたと思う。僕も第2セットでは挽回しようと頑張ったんだけど、彼のほうが上をいっていたね。」と、カニャスを称えるコメントをした。
今大会はたびたび雨天に見舞われ、その影響でカニャスとフェレーロは土曜日に準々決勝・準決勝をダブルヘッダーで行っていた。決勝では、第1セットをタイブレイクの末にカニャスが制し、第2セットでも序盤で相手サーブを破り、5−2とリードし、そのまま第8ゲームをキープして勝負を決めた。
カニャスは、2005年全仏オープンで準決勝に進んだ後、検査で禁止薬物のステロイドが検出されたことで、2年間の試合出場停止を命じられていた。しかし、カニャスが提訴したことで、処分が15ヶ月に軽減され、昨年ツアーに復帰した。「プレーできなかった期間に色々なことが変わったよ。ランキングをあげた選手もいれば、下げた選手もいる。今は、どの選手と当っても戦える気がするし、2007年の目標はトップ20復帰さ。」と語るカニャスは、今回の優勝でランキングを現在の107位からトップ100圏内に復帰させる。
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