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（アメリカ、テネシー州メンフィス）

　セルラー・サウス・カップ（賞金総額１７万５千ドル、ティア３）の大会２日目に、第７シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）が今季初戦を行い、森上　亜希子（日本）を6-1, 2-6, 6-4で下して、２００７年シーズンを白星でスタートさせた。ヴィーナスは慢性化している左手首の怪我のためツアーを離れており、これが昨年１０月以来の実戦だった。
　「少し荒っぽいプレーだったけど、第１セットは簡単に取ることができた。第２セットでは色々と考えていたら、ずるずるとミスが増えてしまった。でも、復帰初戦は一体どうなるか全然分からなかったから、今は勝てて自信が湧いてきた。」と語るヴィーナスは、現在ランキングを５４位まで下げており、ここからの巻き返しを図る。

　同じ会場で男女共催で行われている男子部門のリージョンズ・モーガン・キーガン選手権に先駆けて、女子部門のセルラー・サウス・カップは日曜日にシングルス１回戦１試合などを行い、Ｍ・トゥ（アメリカ）がＡ・ハークルロード（アメリカ）を6-4, 6-3で破って２回戦進出を決めている。
　また、この日のシングルスでは、第３シードのＭ・バルトリ（フランス）がＬ・グランビル（アメリカ）に5-7, 6-4, 0-6で、第９シードのＶ・キング（アメリカ）がＡ・スピアーズに6-4, 2-6, 6-7(0-7)で敗れる波乱が起きている。その他の第５シードＮ・プラット（オーストラリア）、第６シードＳ・ペリー（アメリカ）、第８シードＪ・クレイバス（アメリカ）らは順当に勝ちあがった。ノーシード勢では、Ｂ・マテック（アメリカ）、Ｓ・フォレッツ（フランス）、Ｉ・オラルらが勝利している。

　今大会のトップシードは、今年の全豪オープン準々決勝でＳ・ウィリアムズ（アメリカ）を後２ポイントで下すところまで追い込んだＳ・ペア（イスラエル）。第２シードで出場予定だったＴ・ゴロバン（フランス）は上気道炎のため出場を見送った。Ｍ・バルトリが第３シード、Ｓ・ストザー（オーストラリア）が第４シードと続いている。