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（カタール、ドーハ）

　カタール・トタル・オープン（賞金総額１３４万ドル、ティア２）は、大会初日の月曜日に１回戦４試合が行われ、第６シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）と第８シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）らシード勢が順当に２回戦に勝ち進んだ。今大会は先週のドバイの大会に続き中東で行われるビッグ・イベントで、トップ選手らも多く出場している。
　ハンチュコバはＣ・カスターノ（コロンビア）を6-1, 6-0の圧勝で下し、２回戦では主催者推薦で出場のＳ・スファール（チュニジア）とＥ・ダニリドー（ギリシア）の勝者と対戦する。スキアボーネはＴ・ピロンコバ（ブルガリア）を6-2, 6-4とこちらもストレートで下し、２回戦ではこの日１回戦を突破したＭ・サンタンジェロ（イタリア）と対戦する。その他Ｓ・ミルザ（インド）も１回戦を突破している。

　先週のドバイで見事な優勝を飾ったＪ・エナン（ベルギー）は２週連続優勝へ向けて、今大会トップシードで出場している。エナンは先週の日曜日の決勝戦ではＡ・モレスモ（フランス）をストレートで下して、自身３０個目の優勝を手にした。その大会は４回目の出場で、２００３年、２００４年、２００６年に続く４度目の優勝をおさめ１６勝０敗と無敗記録を更新する相性の良い大会だった。プライベートな理由で年初の全豪オープンを欠場し、ランキング１位の座をＭ・シャラポワ（ロシア）に奪われ、今月初めのパリでは準決勝で敗退していたエナンだが、やっと本来の調子を取り戻した。
　２８選手によって争われる今大会は、上位４シード選手は１回戦が免除されており、２回戦からの登場となるエナンの初戦の対戦相手はＡ・モリック（オーストラリア）と杉山　愛（日本）の勝者。その他、Ｓ・クズネツォワ（ロシア）、Ｍ・ヒンギス（スイス）、Ｊ・ヤンコビッチ（セルビア）などがトップシード勢で続く。昨年優勝のＮ・ペトロワ（ロシア）は出場していない。今大会の優勝賞金は２２万２千ドル。