（アメリカ、フロリダ州アメリア・アイランド）
ボシュロム選手権（賞金総額６０万ドル、ハード）は金曜日に準々決勝を行い、第８シードＴ・ゴロバン（フランス）がウィリアムズ姉妹の姉Ｖ・ウィリアムズ（アメリカ）を6-2, 6-3で下し、見事準決勝進出を決めた。
まだツアータイトルがないゴロバンは、序盤から積極的な攻めを展開して第１セットの最初の３ゲームを奪い、これで波に乗って第１セットを6-2で先取した。第２セットに入ってもゴロバンの勢いは衰えず、第１セット同様、最初の４ゲームを連取。しかし、過去５度グランドスラム優勝を誇るウィリアムズが意地を見せ、３ゲームを取り返して１ゲーム差に迫った。それでも、ゴロバンが勝負の第８ゲームでヴィーナスのサービスを破ると、最後はラブゲームでキープし、今季２度目のツアー準決勝進出を決めた。ゴロバンはアントワープの大会でもベスト４入りを決めている。
今季の対戦成績を１１勝２敗としたウィリアムズは、今週これまでこなした３試合でわずか１セットしか落としていなかったが、ゴロバンに２連敗となった。両者は過去２００５年に１度だけ対戦があり、そのときもゴロバンがストレート勝ちを収めていた。現在世界ランク２０位のゴロバンは、準決勝でＡ・イバノビッチ（セルビア）と対戦する。
イバノビッチは同胞で第２シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）を7-5, 6-3で下して準決勝に駒を進めている。世界ランク７位で第１シードのＮ・ペトロワ（ロシア）は準々決勝で同胞のＤ・サフィーナ（ロシア）と対戦し、6-4, 7-5で競り勝った。一方第３シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）は第１３シードのＳ・バンマー（オーストリア）に6-2, 2-6, 2-6で逆転負けを喫した。
今大会の優勝賞金は８万８,２６０ドル。
（2007年4月7日10時44分）
