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（モナコ、モンテカルロ）

ＡＴＰマスターズ・シリーズのモンテカルロ・マスターズ（賞金総額２８０万ドル）は、水曜日に行われたシングルス２回戦に今大会２連覇中のＲ・ナダル（スペイン）が登場し、クレー王の名にふさわしく6-3, 6-1の圧勝でＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）を下し、同サーフェスでの連勝記録を６３に伸ばした。ナダルは昨年の全仏オープンで優勝して以来、これが初のクレー大会出場。

第２シードのナダルは、幼いころから慣れ親しんできたコートでまさしく水を得た魚のように動き、第１ゲームでブレークを決めると、後はとどまるを知らなかった。「今日はとてもリラックスしてプレーができた。初戦としてはいい感じだ。サーブが完全ではなかったが、概ねいい出来だった。」と、久しぶりに得意なサーフェスに戻ってきた感想を述べた。３回戦では、火曜日にＭ・サフィン（ロシア）から逆転勝利を上げたＫ・フリーゲン（ベルギー）と対戦する。

ナダルは２年前のバレンシアでの準々決勝でＩ・アンドレエフ（ロシア）に敗れて以来、クレーでは負け知らずで、昨年の全仏オープン直前に、Ｇ・ビラス（アルゼンチン）が持っていたクレー５３連勝の記録を破っていた。