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(アメリカ・フロリダ州、デルレイビーチ)
熱戦が繰り広げられたフェドカップ準々決勝は、アメリカ、フランス、ロシア、イタリアがそれぞれ勝利し、準決勝進出を決めた。10年ぶりのワールドグループ1を戦った日本は、格上のフランスに全敗し初戦敗退に終わった。
アメリカ、フロリダ州デルレイビーチで行われたアメリカ対ベルギー戦は、日曜日にリバースシングルスが行われ、初日を終えて2勝0敗で王手をかけていたアメリカチームのキャプテンZ・ギャリソン(アメリカ)氏は、右ひざに軽い炎症が見つかったS・ウィリアムズ(アメリカ)の欠場を発表。セリーナ・ウィリアムズの代役として登場したアメリカ代表V・キング(アメリカ)がベルギー代表K・フリッペンス(ベルギー)を4-6, 6-4, 7-5で振り切り、米国に勝利をもたらした。
世界ランク83位で18歳のキングは、今回がフェドカップ初出場。2時間半の接戦を制したキングは、デルレイビーチ・スタジアム&テニスセンターに集まった地元観客を大いに喜ばせた。続くアメリカ代表V・ウィリアムズ(アメリカ)とベルギー代表Y・ウィックマイヤー(ベルギー)との対戦は消化試合となり、6-1, 6-2でヴィーナスが勝利した。
これでアメリカチームは、7月14〜15日に開催されるロシアとの準決勝進出を決めた。
その他の準々決勝では、フランス、ロシア、イタリアが準決勝へ勝ちあがった。
フランス、リモージュで行われたフランス対日本戦は、2日目のリバースシングルス第1試合でフランスチームのエース、T・ゴロバン(フランス)が杉山愛(日本)を7-6 (7-3), 6-0のスコアで下し、フランスが3勝してベスト4進出を決めた。第2試合では、V・ラッツァーノ(フランス)が森上亜希子(日本)に7-6 (7-4), 1-6, 6-2で競り勝ち、ダブルスではS・ブレモン(フランス)/N・デシー(フランス)組が森田あゆみ(日本)/杉山愛組を6-1, 6-2で圧倒した。
日本チームは10年ぶりのワールドグループ1の試合で善戦が期待されたが、相手チームの用意したクレーコートと、敵地の雰囲気を最後まで攻略することが出来ず、5戦全敗で準々決勝敗退に終わった。これで日本は7月に行われるワールドグループ2との入れ替え戦出場が決定した。
モスクワで開催されたロシア対スペイン戦は、初日を2勝で折り返したロシアチームのS・クズネツォワ(ロシア)がA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 4-6, 6-0で下し、ロシアのベスト4進出を決めた。その後も、シングルスでA・チャクエタゼ(ロシア)がN・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)を3-6, 7-6 (7-5), 6-2で、ダブルスでN・ペトロワ(ロシア)/E・ヴェスニナ(ロシア)組がL・ドミンゲス=リノ(スペイン)/L・ポウスティオ組を6-1, 4-6, 6-2で退け、ロシアチームが結局5勝0敗で完勝した。
イタリア、カステラネタ・マリーナで開催されたイタリア対中国戦は、昨年優勝国であるイタリアチームのT・ガルビン(イタリア)が中国チームのS・ポン(中国)を3-6, 6-2, 6-4で振り切るなどし、イタリアチームを5勝0敗で準決勝へと導いた。
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