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(スペイン、バルセロナ)
セアット・ゴド・オープン(賞金総額116万ドル)は27日、当地でシングルス準々決勝を行い、第1シードのナダルがノーシードから勝ち上がったP・スタラーチェ(イタリア)に6-2, 7-5で勝利し、見事ベスト4進出を決めた。これにより、クレー70連勝を達成した。
左利きから強烈なスピンを繰り出すナダルは、今大会でも3試合を行いすべてストレート勝ち。先週のモンテカルロ・マスターズでも1セットも落とすことなく3連覇を決めていた。
2回戦、3回戦と一方的な試合で相手を封じたナダルだが、今日は粘るスタラーチェに予想外の苦戦を強いられた。
第1セットを簡単に奪った後、第2セットも1ブレークし5−4とリードするが、ナダルは第10ゲームのキープに失敗、試合は5−5のタイとなる。しかし、すかさずブレークバックすると、最後はサービスゲームをしっかりキープし、試合に終止符を打った。
今大会で3年連続優勝を狙うナダルは、準決勝で第5シードで同胞のD・フェレール(スペイン)と対戦する。フェレールは第4シードの強豪D・ナルバンディアン(アルゼンチン)を7-6 (7-5), 6-2で下してのベスト4進出。
フェレールは、立ち上がりの荒いプレーを乗り越えてタイブレークを奪うと、第2セットでもその勢いを持続した。これでナルバンディアンとの対戦成績は5勝1敗となった。
ナダルとフェレールのこれまでの戦績は、ナダルが3勝1敗でリード、最近の3試合ではすべてナダルが勝利している。両者は2005年全仏の準々決勝でも対戦しており、そのときもナダルがストレートで勝利している。
ドローのもう一方の山では第2シードのN・ダビデンコ(ロシア)が右手首の損傷で棄権したため、第12シードのG・カニャス(アルゼンチン)が準決勝進出を決めた。
ダビデンコは、「昨晩(木曜)の試合の後で、手首と肘に入念なマッサージをして、今日の試合に備えたが、それが逆効果だったみたいだ。今日は右の指があまり動かせない状態になっている。」と状況を語った。
カニャスは今季4度目の準決勝進出。準決勝では第15シードのA・カイエリ(アルゼンチン)と顔を合わせる。カイエリはO・エルナンデス(スペイン)を6-0, 6-3で圧倒してベスト4進出を決めている。
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