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（イタリア、ローマ）

ＢＮＬイタリア国際女子（賞金総額１３４万ドル）は１６日、２回戦を行い、トップシードのＡ・モレスモ（フランス）が敗れた以外は大きな波乱は無く、上位シードが順当に３回戦進出を果たした。

第２シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）はＭ・サンタンジェロ（イタリア）を6-3, 6-3で下した。先週ドイツ・オープンで決勝に進んでいたクズネツォワは「良いテニスができているけど、怪我もあるから、休養する時間が必要なのも事実。今はただ一戦一戦に集中するだけ。」と、慎重な姿勢を語った。

今季ツアー２勝を上げている第３シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）はＴ・パスゼック（オーストリア）を6-3, 6-4で退けた。３回戦では、第１６シードのＴ・ガルビン（イタリア）を6-4, 6-2で破ったＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）と戦う。第５シードのＮ・ペトロワ（ロシア）はＭ・ショーネシー（アメリカ）を7-6(7-5), 6-1で倒した。３回戦は、Ｃ・カスターノ（コロンビア）を6-4, 6-3で下した第１０シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）と顔を合わせる。

第６シードのＤ・サフィーナ（ロシア）もＫ・カネピ（エストニア）に7-6(7-5), 6-2で勝利し、３回戦進出を決めた。サフィーナは今季クレーコートで好調で、出場した３大会全てでベスト８以上に進出し、ファミリー・サークル・カップ（アメリカ）では準優勝を飾っている。

第７シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）と第９シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）も２回戦を突破したが、第１５シードのＫ・シュレボトニック（スロベニア）はＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）に3-6, 2-6で敗れている。

上位進出が期待された日本のエース、杉山愛（日本）は、第１１シードのＳ・ペア（イスラエル）に0-6, 2-6で敗れ、昨日敗退した森上亜希子（日本）に続き、早々に大会から姿を消した。

今大会の優勝賞金は１８万１千９８０ドル。