（トルコ、イスタンブール）
イスタンブール・カップ（賞金総額２０万ドル、ティア３、クレー）は２３日、シングルス２回戦を行い、第４シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）がＡ・レザイ（フランス）に4-6, 4-6のストレートで敗れる波乱があった。
怪我のために年初の全豪オープンを欠場したヴィーナスは、クレー・シーズンではチャールストンでベスト４、ワルシャワではベスト８と順調な仕上がりを見せていたが、全仏オープン本番３日前にして思わぬ敗北を喫し、大会を後にすることになった。ヴィーナスは全仏オープンでは２００３年に準優勝しているが、それ以降はベスト８に１度入っただけと振るわずにいる。
元女王から金星を奪ったレザイは現在世界ランク５９位で、シード選手からの勝利は、昨年１１月のハセットの１回戦でＡ・グローネフェルド（ドイツ）に勝利したとき以来だった。準々決勝ではＭ・ショーネシー（アメリカ）と顔を合わせる。ショーネシーは予選上がりのＥ・アフィノゲノワ（ロシア）を6-1, 6-3で下している。
シード勢では、２００４年全仏オープン準優勝の第２シードＥ・デメンティエワ（ロシア）が、Ｊ・コスタニッチを6-3, 6-3のストレートで退けた。第３シードのＰ・シュニーダー（スイス）もＶ・キング（アメリカ）から6-4, 6-1で勝利を収めた。先週ローマの準々決勝でＳ・ウィリアムズ（アメリカ）との接戦を制したシュニーダーは、次の試合では、この日予選上がりのＡ・セヴァツォバ（ラトビア）を6-4, 3-6, 7-6(7-5)で振り切った第５シードのＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）と対戦する。
その他の試合では、第７シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）がＲ・オプランディ（イタリア）を6-1, 6-0で一蹴し、準々決勝では第１シードのＭ・シャラポワ（ロシア）の胸を借りる。また、Ｃ・カスターノ（コロンビア）が予選上がりのＥ・ゼハレビッチ（ベラルーシ）を4-6, 7-5, 6-1の逆転で下して８強入りに成功した。
今大会の優勝賞金は２万８千１８０ドル。
（2007年5月24日10時56分）
