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(ドイツ、デュッセルドルフ)
国別対抗戦のARAG・ATP世界チーム選手権は金曜日に予選青組のチェコ共和国対ドイツ戦を行い、チェコ代表T・ベルディフ(チェコ共和国)がシングルスとダブルスで勝利を挙げた。その結果、チェコがドイツを3-0で下して青組1位で通過、見事本戦決勝進出を決めた。
ラウンドロビン方式で行われた予選の青組を3戦全勝で通過したチェコは、土曜日の決勝でアルゼンチンと対戦する。
今回で4度目の決勝進出となるチェコは、昨年の予選で決勝進出を賭けた試合でドイツに敗れており、その雪辱を果たした。チェコは今大会でこれまでドイツと4度対戦して全敗しており、今回が初勝利だった。ドイツは2005年の覇者で、昨年もクロアチアに敗れたものの準優勝を飾っていた。
この日、世界ランキング12位のベルディフは、シングルスでドイツ代表P・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 6-2で下し、チェコに貴重な1勝をもたらした。続く第2シングルスでチェコ代表J・ハジェク(チェコ共和国)がドイツ代表F・マイヤー(ドイツ)を7-6(7-4), 6-2で倒した時点で、ドイツは3年連続決勝進出の夢が断たれた。
消化試合となったダブルスでは、チェコ代表ベルディフ/M・ダム(チェコ共和国)組がドイツ代表B・ベッカー(ドイツ)(ドイツ)/M・コールマン(ドイツ)組を6-4, 6-4のストレートで下し、チェコに3勝目をもたらした。
ドイツは主要メンバーの世界10位T・ハース(ドイツ)を欠いていた。ハースは右肩を故障しており、日曜日から始まる全仏オープンの出場も危ぶまれている。
ドイツチームのコーチP・クーネンは「もちろん我々の目標は優勝することだった。」と語った。「でもハースが故障で不出場となったので、今年敗れたスペインやチェコの方が一枚上手だったことを認めないといけない。チーム全員が、ハースがいれば、という思いでいた。来年はリベンジするよ。」
チェコの決勝の相手であるアルゼンチンは、予選赤組で2勝1敗の成績での勝ち上がり。今大会では1980年と2002年に優勝している。一方のチェコはまだタイトルがなく、2003年にも決勝に進んだものの、チリに敗れて準優勝に終わっている。
青組のその他の試合では、スペインがベルギーに3-0で勝利し、2勝1敗で2位となった。ベルギーは0勝3敗となり、ドイツに続いて最下位の4位に終わった。
スペイン対ベルギー戦では、スペイン代表D・フェレール(スペイン)とN・アルマグロ(スペイン)がそれぞれシングルスでストレート勝ちした。またダブルスでもフェレール/B・サルヴァ-ヴィダル組がO・ロクス(ベルギー)/S・ダルシ組を6-3, 3-6, 10-8で下し、3勝目を挙げた。
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