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(フランス、パリ)
全仏オープン4日目の水曜日も時折降る雨により試合中断を余儀なくされたが、女子シングルス2回戦ではトップ・シードのJ・エナン(ベルギー)はじめ、この日試合を行った全シード選手が3回戦進出を決めた。
エナンはT・パスゼック(オーストリア)と対戦し、第1セットを先取し第2セットも3-0とリードしたところで雨が降り始め試合は中断された。今大会3度優勝(現在は2連覇中)を誇るエナンは、試合再開後もその勢いを緩めることはなく結局7-5, 6-1で3回戦進出を決めた。
第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)も雨で開始が遅れはしたが、C・カスターノ(コロンビア)を6-3, 6-3と危なげなく退け3回戦へ駒を進めた。火曜日の1回戦でも地元の声援を受けるS・フォレッツ(フランス)を6-2, 6-2で一蹴する好調さを見せたヤンコビッチは、今大会でグランドスラム初優勝を狙う。22歳のヤンコビッチは今季好調を続け、年明けのオークランドとチャールストン、先々週のローマとすでに3度の優勝を飾っている。
3回戦の相手は、同じくこの日2回戦を突破したV・ウィリアムズ(アメリカ)。ヴィーナスは同胞のA・ハークルロード(アメリカ)を6-1, 7-6(10-8)で下した。この試合でヴィーナスは、それまで彼女が1998年のウィンブルドンで記録した201キロを超える207キロのグランドスラム最速サーブを記録した。
「自分の記録を塗り替えたなんて、嬉しいわ。」と喜ぶヴィーナス。「若かったころは常に速いサーブと言うことが頭にあったけど、最近は速さにこだわっていなかった分、自分でもちょっと驚いている。」
5度のグランドスラム優勝を誇るヴィーナスは2002年に今大会でも決勝に進出したが、その時は妹のセリーナに負けて準優勝だった。
第13シードのE・デメンティエワ(ロシア)は主催者推薦で出場し初戦を突破してきたM・ヨハンソン(フランス)と2回戦を行い7-5, 7-5のストレートで下した。デメンティエワは2004年に今大会で準優勝を上げて以来、4回戦の壁を越えられずにいる。
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