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シード勢が順当に8強入り、中村は敗退◇国際女子オープン

(イギリス、イーストボーン)

ウィンブルドン前哨戦の国際女子オープン(賞金総額60万ドル、ティア2、芝)は20日、シングルス2回戦を行い、第1シードのJ・エナン(ベルギー)、第2シードのA・モレスモ(フランス)らトップ8シード全員が順当にベスト8に進出した。中村藍子(日本)はストレート負けで2回戦敗退に終わった。

エナンは昨年、同大会決勝でA・ミスキナ(ロシア)を下して優勝を飾っており、今年は2連覇を目指しての出場。この日の2回戦では、6-4, 6-1でA・ラドワンスカ(ポーランド)を下し、試合時間70分足らずで準々決勝へ駒を進めた。エナンは今季、3連覇を決めた全仏オープンを含む4タイトルを獲得しており、今年のシングルスの成績を30勝3敗とした。
エナンは準々決勝で、は第5シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)と顔を合わせる。バイディソバは地元出身で予選から勝ち上がったE・バルタチャ(英国)を6-3, 6-2で倒した。

第2シードのA・モレスモは、今大会は過去2年連続で初戦敗退に終わる相性の悪い大会だが、この日はM・サンタンジェロ(イタリア)を6-2, 6-3で一蹴してベスト8入りを決めた。昨年度ウィンブルドン覇者のモレスモはベスト4入りをかけて、中村藍子を6-3, 6-2で退けた第6シードのS・ペア(イスラエル)と争う。

第3シードのN・ペトロワ(ロシア)は、7-5, 7-5でN・デシー(フランス)を退け何とか8強入りに成功した。第7シードのS・バンマー(オーストリア)も7-6(7-5), 5-7, 6-3でL・サファロバ(チェコ共和国)に勝利し、ペトロワと準々決勝を行う。

第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)と第8シードのM・バルトリ(フランス)は、それぞれ地元期待のイギリス勢を下した。デメンティエワは6-3, 6-4で予選上がりのK・オブライエン(英国)を、バルトリは6-1, 6-3で主催者推薦のM・サウス(英国)を下している。

今大会の優勝賞金は8万8千265ドル。

(2007年6月21日10時07分)
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