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（イギリス、ウィンブルドン）

ウィンブルドンは大会３日目の２７日、当地でシングルス２回戦と残りの１回戦を行う。男子では、第１シードのＲ・フェデラー（スイス）、第３シードのＡ・ロディック（アメリカ）、地元期待のＴ・ヘンマン（イングランド）が２回戦に登場する。

センターコートの第１試合では、２度の準優勝経験があるロディックがＤ・ウドンチョケ（タイ）と初大戦を行う。弾丸サーブを武器に、芝コートでは好成績を収めているロディックは、前哨戦でも優勝するなど好調で今大会に臨んできている。
また、同コートの第３試合には、大会２日目にＣ・モーヤ（スペイン）との２日間に渡る激戦を制したばかりのヘンマンが登場し、Ｆ・ロペス（スペイン）と対戦する。ヘンマンは３日連続の試合だけに、蓄積した疲労が心配されるが、地元の声援を力に３年ぶりの３回戦進出を目指す。ロペスはスペイン出身ながら、ウィンブルドンでもベスト８に進出したことがあるだけに、油断は出来ない。

５連覇を狙う王者フェデラーは、第１コートの第２試合に登場する。対するは、世界ランク５６位のＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）。この１年で世界ランキングを８０位近くも上昇させた新鋭だ。今回が初対戦となるが、１９５センチの身長から繰り出すビッグサーブが特徴のデル=ポトロだけに、フェデラーも手こずるかもしれない。
第３試合では、元王者のＭ・サフィン（ロシア）が世界ランク２７９位のＡ・クレシ（パキスタン）と初対戦する。

その他の試合では、第５シードのＦ・ゴンサレス（チリ）がＡ・ファリャ（コロンビア）と、第９シードのＪ・ブレーク（アメリカ）がＡ・パベル（ルーマニア）と対戦する。前哨戦のオルディナ・オープンで優勝した第１５シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）はＪ・ヘルニチ（チェコ共和国）と対戦、第１２シードのＲ・ガスケ（フランス）は、前哨戦でＲ・ナダル（スペイン）を破り好調のＮ・マウー（フランス）と対戦する。怪我あけの第１３シードＴ・ハース（ドイツ）はＴ・ジブ（チェコ共和国）と３回戦進出をかけて戦う。