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（スイス、グシュタード）

アリアンツ・スイス・オープン（賞金総額５７万５千ドル）は１１日、３日連続の雨に見舞われる中でシングルス１回戦を行い、トップシードのＮ・ダビデンコ（ロシア）が6-3, 4-6, 5-7でＧ・モンフィス（フランス）に敗れるなど、波乱の多い１日となった。

両者１セットずつ取って迎えたファイナル・セットは、ダビデンコ、モンフィスともに譲らず５−５となったところで雨のため一時試合が中断された。再開後は、リズムをつかめない世界ランク５位のダビデンコを尻目に、モンフィスがすぐにブレークを奪って勝利を手にし、先のウィンブルドン３回戦で敗れたリベンジを果たした。

ダビデンコはこれが今季４回目の初戦敗退。一方のモンフィスは１６本ものサービスエースを放ち、１９回あったブレークポイントを１６回しのぐ粘り強さを見せた。トップ１０プレーヤーとの成績を６勝１０敗としたモンフィスは、２回戦でＪ・バネック（チェコ共和国）と顔を合わせる。

第２シードのＭ・ヨージニ（ロシア）も4-6, 3-6でＳ・クーベック（オーストリア）に敗れた。クーベックは、４月にミュンヘンの１回戦でヨージニに敗れた借りを返したかたちとなった。
第７シードのＳ・ワウリンカ（スイス）もＭ・バッサロ=アルグエッロ（イタリア）に5-7, 6-1, 4-6で敗れ、波乱に巻き込まれた。

昨年度覇者で第３シードのＲ・ガスケ（フランス）は、雨による中断にも動じず、Ｒ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）を6-3, 6-4で退け、Ｋ・フリーゲン（ベルギー）との２回戦に進んだ。。

その他の１回戦では、Ｉ・アンドレエフ（ロシア）、Ａ・セッピ（イタリア）、Ｊ・バネック、Ｎ・ラペンティ（エクアドル）らが２回戦に駒を進めた。

２回戦では、予選から勝ち上がったＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）が第４シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）を7-5, 6-3で下しベスト８へ勝ち上がった。シュティエパネックは準々決勝で、Ｗ・エシュアー（オーストリア）を6-2, 7-6(7-4)で退けた第６シードのＭ・ジケル（フランス）と対戦する。

今大会の優勝賞金は８万ドル。